毎年売上推移を上げてきている競艇業界。
関係する職員、警備員や食堂・宿舎や運営関係者などさまざまな人たちによってボートレースが成り立っています。
この記事ではほとんどの人が考えたことも知る由もない救助艇のお仕事に関して給料や雇用形態を公開していきます。
救助艇専門のお仕事 給与はいくら?
救助艇の給与の前にまずは救助艇とはいったいなんのかを説明します。
救助艇とはその名の通り、競艇のレースにおいて事故を起こした場合にレーサーを救助する艇のことです。
優勝した際に選手を乗せてウィニングランを行ったりイベントでふなっしーを乗せたり水神祭で使われたりと救助以外でも活躍します。
救助艇は救助を目的とし、人命に関わることもあるのでボートレースで使われる一般なボートよりもかなり大きなサイズとなっています。
ボートレーサーが乗るボートの全長は約2.9mで重さは70kgくらいですが救助艇は全長5.7m、総重量は650kgです。
最大で5名が搭乗できて何よりも床面積が広く作られています。
左右のゲートはかなり低くなっていて乗降性に優れています。
舟にはRESCUE(レスキュー)と書かれていることから“レスキュー艇”と呼ばれることもあります。
救助艇は第1ターンマークと第2ターンマークの近くにそれぞれ1艇ずつ待機しています。
第2ターンマークの場合はピットの近くですが、第1ターンマーク側ではレースの締切5分前くらいに救助艇が第1ターンマークの方に走っていきます。
事故が発生した場合、事故場所に近い救助艇が向かいます。
もちろん自動で舟が向かうわけではなく、すべて人の手によって行われます。
それでは救助艇に乗る人のお給料事情をご覧ください。
救助艇係の給与
ボートレース業界での勤務についてですが、レストランスタッフや警備員、動画配信・テレビ放映からファンクラブの管理に至るまで様々な職種が存在しています。
その中でも珍しいと思ったのが救助艇係。
この救助係の給与や勤務条件などを見ていきましょう。
競艇の救助艇の給料や条件
今回はボートレースまるがめで実際に募集していた事項から救助艇係の給与を見ていきます。
勤務時間
13時~21時
全国で24箇所ある競艇場によって勤務時間は異なります。
モーニングレースやナイターなど、出走時刻によって勤務することになります。
8時間勤務の1時間休憩で実働7時間といったところでしょうか。
業務内容
・救助艇の操縦
・救助作業
・曳航作業
・モーターボートへの燃料の運搬作業
・救助艇のメンテナンス作業
救助艇係と一概にいっても詳細はこんなにもあります。
救助だけではなく、選手が乗っていたボートが転覆すればそのボートを曳航しなければいけません。
救助係はあくまで救助艇に関わる業務だけで選手が乗るボートのメンテナンスなどは一切行いません。
競技で使うモーターボートと関わりを持てるのは”救助で曳航する場合(けん引のようなもの”か”燃料を運搬する場合”のみということになります。
また、競艇が好きという人や特定の選手の大ファンという理由だけで救助艇係になった場合、事故にあった選手を目の辺りにしなければいけませんし、残念なことではありますが選手を目の前にして亡くすといった辛い面もあります。
応募資格
小型船舶免許を持っている人は優遇されますがなくても応募はできるようです。
その他にスキルや経験は不問とのことでした。
救助艇係の給与
※あくまでボートレースまるがめが募集していた給与体系となります。
月給:127,200円
ナイター手当:24,000円
日給は6,360円で20日勤務の場合、ナイター手当は1日あたり1,200円が付与されるそうです。
勤務日
年間:241日
レース開催中及びその前日が出勤日となります。
休日は1年で124日、週休2日で他に有給などといった感じでしょう。
土日が休みじゃないというのはキツイかもしれませんが比較的休日が多い職業といえるでしょう。
その他
学歴・年齢は問われません。
育児休暇もあって通勤手当も一ヶ月で6,500円まで支給されます。
各種保険・マイカー通勤可能と大企業の待遇となんら変わりありません。
まとめ
首都圏でこの給料は厳しのが現実ですが待遇は悪くないと思いました。
ただし、勤務時間が一ヶ月単位で変動する点においては自由な時間を調整できる人でないと難しいのかも知れません。
上記のケースは雇用期間の定めがありと書かれていた点も良いとは言い難いでしょう。
上記は2015年に一般財団法人日本モーターボート競走会丸亀支部から募集されていた媒体です。
現在は給与体系などが変わっている可能性があるのでご了承下さい。
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