いよいよ開催が迫ったオーシャンカップ。
開催地は福岡県は北九州市の若松競艇場となりますが当たる予想をするには水面状況や若松競艇場の特徴を知っておくことが重要とも言えるでしょう。
オーシャンカップで勝つためにも若松競艇場についておさらいしておきましょう。
オーシャンカップは大荒れ?潮と風が万舟を生む
開催地:ボートレース若松 ※クリックするとGoogleマップが開きます
開催日程:2018年7月11日(水)~7月16日(月)
タイトル:第23回オーシャンカップ
ドリーム戦展望や開催概要の詳細はこちらからどうぞ!
ボートレース若松の水面ですが、海に面している会場のため水質は海水となっています。
水質には海水・淡水・汽水がありますがそれぞれの特徴を簡単にまとめました。
競艇の海水・淡水・汽水の特徴
競艇における海水・淡水・汽水。どれも同じ水ではあるものの、選手からしてみれば雲泥の差と言っていいくらいに走りやすさが変わってきます。
海水とは
その字の通り、海の水を表します。
海水は自然に作られたもので必ず海に面しているということになります。
海とつながっているのであれば風による波が発生することは当然ですし、潮の満ち引きも存在します。
潮の満ち引きにおいては選手の目線が変わってきますがそうなるとスタートタイミングも難しくなってきます。
海水を使用している開催地ではいかにそのコースを選手が攻略しているかが鍵になります。
海水だと塩分による浮力があるので体重差が出にくいとされています。
淡水とは
淡水は塩分を含まない水のことを指します。河川や湖はすべて淡水となります。
自然の淡水を使う場合もあれば工場用水を利用することもあります。
工業用水や工場用水においては勘違いされやすいのですが工場から排出される水という意味ではありません。
事業用として使う水道水を工業用水と言います。家庭で使う以外の水道水はすべて工業用水となります。
工場で出た水を使った場合、初勝利やタイトルで優勝を飾った選手が水面に投げられる水神祭はできなくなることでしょう。
淡水でのレースはうねりや波が発生することはほとんどなく堅い結果のレースが続く印象です。
また淡水は海水に比べ、硬く跳ねる傾向があるので選手は乗りにくくなります。
汽水とは
聞き慣れない言葉ですが汽水とは河川や湖などの海につながる部分で海水と淡水が混じり合ったもので半淡水とも呼ばれます。
河川を例に上げると川の水はいずれ海へと流れていきます。その過程において海水と混じり合うタイミングがありますがその部分が汽水となります。
江戸川競艇と浜名湖競艇は河川で開催されますが全国ではこの2つの競艇場が汽水となっているのです。また、ボートレース津も海水が主となりますが海水に近い半淡水となりますがこちらはプールとなっています。福岡競艇に関しても第一ターンマークのみ部分が那珂川の河口部に出ているため、一部汽水となっています。
全国の競艇場の水面情報
それでは全国の水質が海水なのか、淡水なのか、汽水なのかをチェックしてみましょう。
競艇場 | 水質 | 形態 |
桐生競艇場 | 淡水 | 沼 |
戸田競艇場 | 淡水 | プール |
江戸川競艇場 | 汽水 | 河川 |
平和島競艇場 | 海水 | 海 |
多摩川競艇場 | 淡水 | プール |
浜名湖競艇場 | 汽水 | プール |
蒲郡競艇場 | 海水 | プール |
常滑競艇場 | 海水 | 海 |
津競艇場 | 海水 | プール |
三国競艇場 | 淡水 | プール |
びわこ競艇場 | 淡水 | 湖 |
住之江競艇場 | 淡水 | プール |
尼崎競艇場 | 淡水 | プール |
鳴戸競艇場 | 海水 | 海 |
丸亀競艇場 | 海水 | 海 |
児島競艇場 | 海水 | 海 |
宮島競艇場 | 海水 | 海 |
徳山競艇場 | 海水 | 海 |
下関競艇場 | 海水 | 海 |
若松競艇場 | 海水 | 海 |
芦屋競艇場 | 淡水 | プール |
福岡競艇場 | 汽水 | 海 |
唐津競艇場 | 淡水 | プール |
大村競艇場 | 海水 | 海 |
今回オーシャンカップが開催される若松競艇場は海に面していて水質は海水となっています。
オーシャンカップ攻略!若松水面特徴
オーシャンカップが開催される若松競艇場ですが、水質の前にナイター開催という点に触れておきます。
若松競艇では2004年5月1日からパイナップルナイターと称してナイター開催が実施されています。
競艇業界においては全国で3番目にナイターをはじめた競技場となります。
パイナップルナイターの名称の由来は若松の松という単語を英訳すると「パイン(pine)」になり、親しみを持ちやすくするために「パイナップル」と呼ばれることになりました。
2008年3月からは若松で開催されるすべてのレースが通年ナイター開催となった経緯があります。
水面特徴
水面は海となっていますが、地図を見てわかるように海岸沿いではなく河川も入り組んだ洞海湾と直結している形となります。
潮の干潮によって流れやうねりが発生することもあり、潮位の差で有利となるコースも変動してきます。
最もスタートが難しくなるのは後ろから潮が追いかけてくる干潮から満潮になるときです。
この時はスタートが早くなる傾向にあるのでフライングが発生することも。
地元、福岡支部の選手やベテラン選手はこの特徴を心得ていますが新人選手や若松競艇に慣れていない選手はスタートタイミングが難しくなり、好スタートを切れないという傾向にあります。
また、コースの特徴として1マークが狭く、正面岸までの距離が短いため、舟と舟の間も必然的に狭くなり、インは逃げやすくなります。
1コースの1着率は57%と高いこともこの狭さが関係しているのです。
しかし万舟が出やすい水面という一面もあります。
ナイター開催の若松ですが、夜になってからレースが開始されるわけではありません。
明るい時間(昼)からレースが開催されますが昼に関しては気温が高く、高配当が出やすくなる傾向にあります。
昼は差しが決まりやすい傾向にあるため、明るい時間は穴狙いを、暗くなるにつれて堅い予想をするのがベストでしょう。
オーシャンカップではこの点を意識して予想をすれば当たりやすくなることでしょう。
コメント
福岡は汽水の筈ですが?
1マークは那珂川の出口です
那珂川の河口部に出ているのは第1ターンマークのみとなりますが「海水または汽水」が正しい情報のようでした、修正させていただきました。ご指摘ありがとうございます。