競艇選手と小型船舶操縦士

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競艇選手も船の免許は必要?

競艇選手である以上、船に乗るのは当然のことです。しかしここで疑問が。

競艇選手になるにはやまと学校を卒業しなければいけないことは過去の記事に書きましたが、競艇選手は船の免許を持っているのでしょうか?

車と同様、私有地であれば免許を持たずに船を運転してもいいのでしょうか?

競艇学校に入る前に小型船舶操縦士の免許が必要

やまと学校の二次試験合格となるとそれから学校に入学するまでの間に【2級小型船舶操縦士】以上の小型船の操縦免許を自分で取得する必要があります。この免許は自動車運転免許に例えると教習所で4日間の購入のみで取ることができます。

2級小型船舶操縦士は20tまで運転が可能です。この免許があれば競艇のボートのような小型の船は割りと簡単に運転できます。陸から9キロの沖合まで出ることができるのでこの免許さえあれば競艇の船に乗ることが可能になります。

2級小型船舶操縦士免許の費用

実際に免許を取る場所で金額は異なりますが、大まかには5万円前後で取ることが可能なようです。

講習料:35,650円

受験申請料:3,500円

身体検査料:1,600円

学科試験:3,550円

学科試験内容

問題数は50問で4つの選択肢から選びます。3つの科目の50%以上の正解と総合点数で65%以上がなければ合格することができません。

超簡単な実技試験

実技講習を受けていれば合格率は99%と言われているほど簡単ですが、ライフジャケット着用や船灯スイッチの押し忘れ、声出しなど基本的なことが出来ていないと不合格になるようです。

無免許でレースに出れるけど免許は必要という矛盾

やまと学校入学までに2級小型船舶操縦士を取得する必要がありますが、やまと学校及び全国の競艇場は【特定水域】に指定されているため、船舶免許を所持しなくても操縦することが可能です。

つまり競艇場でボートを操縦する際には船の免許を持っていなくても運転することが認められているということになります。

しかしながら、卒業しなければ競艇選手になれないやまと学校では入学までに2級小型船舶操縦士の免許が必要。

 

結論はすべての競艇選手は2級小型船舶操縦士の免許を持っているがレースでは必要としていないということなります。

 

この矛盾に謎を感じるのは筆者だけでしょうか・・・

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