2018年9月19日(水)から6日間に渡って開催されるプレミアムG1【ヤングダービー】
イースターヤングとウエスタンヤングの優勝選手が決定し、全出走選手が決定しました。
この記事ではヤングダービーの詳細や過去優勝選手などを書いていきます。
目次
【浜名湖】2018年PG1ヤングダービー説明
2018年のヤングダービーの開催地は浜名湖になりました。
ヤングダービーはその名の通り若手選手限定で開催されるレースです。
今回で第5回目の開催となりますが優勝はどの選手が掴むのでしょうか?
まずはヤングダービーを知らない人のためにもこのレースをおさらいしておきましょう。
PG1ヤングダービーとは
まずはタイトルについている“PG1”ですがこちらは「プレミアムG1」といってG1よりも格上となります。
PG1は1年間に4タイトルしか開催されていないその名の通りプレミアムなレースです。
・マスターズチャンピオン
・レディースチャンピオン
・クイーンズクライマックス
・ヤングダービー
プレミアムG1はSGと同様、全国で舟券が発売されるため「全国発売G1」と呼ばれていましたが2014年から他のG1と差をつけるためプレミアムG1になりました。
PG1の正式名称は”プレミアムグレードワン“です。
ヤングダービーはもともとは新鋭王座決定戦競走として開催されていましたが若手選手育成のために2014年から出場条件を変更し、リニューアルといった形で変化を遂げました。
今年で開催が第5回と歴が浅いのもそのためです。
ヤングダービー出場条件
ヤングダービーというだけあって、年齢制限くらいしか設けていないと思いきやそうではありません。
ヤングダービーの出場資格はまず開催される年の9月1日の時点で30歳未満であることが絶対条件です。
優先出場権も与えられています。
前年度優勝者中田竜太
第4回開催において逃げ切り優勝をした中田竜太選手が本来優先出場できるのですが、ヤングダービーは30歳未満の選手を対象としています。
昨年、29歳で最後のヤングダービーの出場となった中田竜太選手は2018年のヤングダービーには出場することができません。
この1枠が空くため、予備選手から繰り上がり出場となります。
イースタン・ウェスタンヤング優勝選手
ヤングダービーのトライアルレース(前哨戦)として開催されたイースタン・ウェスタンヤングそれぞれの優勝選手が優先的にヤングダービーに出場することができます。
■イースタンヤング優勝選手
≫秋元 哲選手(29歳・埼玉支部)
29歳、ヤングダービーに出場できるギリギリの年齢で出場権利を獲得しました。
■ウェスタンヤング優勝選手
≫仲谷 颯仁選手(24歳・福岡支部)
上記2名の選手がヤングダービー優先出場権利を獲得しました。
選考期間内における勝率が高い選手
2017年7月1日~2018年6月30日までを選考期間として勝率が高い選手がヤングダービーに出場することができます。
SGやG1といったレースでは選手のグレードがA1階級であることが絶対条件であることにたいしてヤングダービーでは若手の選手を育てる目的としているため、勝率が高ければA2階級以下の選手でも出場することができます。
過去にはB2選手(2017年渡邉和将選手)が出場していたこともありました。
選出除外選手は出場不可能
選考期間において特定条件を満たしていない場合や事故率が高い選手は出場することができません。
・フライング休みがヤングダービーと重なる選手
・出走回数140回未満の選手(優先出場戦選手は除外)
・選考期間内の事故率が0.40位上の選手
・前哨戦のイースタン・ウェスタンヤングの優勝戦でスタート事故を起こした選手
・出産や怪我などで出場を辞退する選手
準優勝/優勝戦でのフライングは厳しい罰則
優勝戦でフライングをした選手は6ヶ月間G3~PG1へのレースに出場することができません。
準優勝戦でフライングをシた選手は3ヶ月間G3~PG1へのレースに出場することができません。
どうしてフライングや出遅れといったスタート事故でここまで厳しい罰則があるのかというと、フライングをした艇に関係する舟券はすべて払い戻しとなるためです。
準優勝戦や優勝戦では売上も桁違いに高くなるため、フライングをされて一番困るのは主催者です。
主催者は売上の25%を人件費や賞金や給料などに回しているため、これが入ってこなくなると経営にも響いてきます。
ちなみにヤングダービー第1回では優勝戦において1号艇峰竜太・2号艇渡辺雄一郎・5号艇土屋智則の3選手がフライングをするという珍事もありました。
第5回ヤングダービー出場選手
異議申請期間を経て7月9日(月)に正式に決定します。
変更があり次第、この記事に更新していきます。
登番 | 選手 | 支部 | 勝率 |
---|---|---|---|
4831 | 羽野 直也 | 福 岡 | 7.38 |
4586 | 磯部 誠 | 愛 知 | 7.31 |
4659 | 木下 翔太 | 大 阪 | 7.20 |
4530 | 小野 生奈 | 福 岡 | 7.19 |
4848 | 仲谷 颯仁 | 福 岡 | 6.88 |
4573 | 佐藤 翼 | 埼 玉 | 6.80 |
4532 | 秋元 哲 | 埼 玉 | 6.77 |
4537 | 渡邉 和将 | 岡 山 | 6.65 |
4556 | 竹井 奈美 | 福 岡 | 6.62 |
4787 | 椎名 豊 | 群 馬 | 6.62 |
4682 | 大上 卓人 | 広 島 | 6.60 |
4531 | 武富 智亮 | 佐 賀 | 6.55 |
4734 | 安河内 将 | 佐 賀 | 6.53 |
4823 | 中村 桃佳 | 香 川 | 6.52 |
4579 | 中嶋 健一郎 | 三 重 | 6.52 |
4719 | 上條 暢嵩 | 大 阪 | 6.51 |
4584 | 村岡 賢人 | 岡 山 | 6.45 |
4816 | 村松 修二 | 広 島 | 6.44 |
4808 | 松尾 拓 | 三 重 | 6.43 |
4512 | 高野 哲史 | 兵 庫 | 6.43 |
4482 | 守屋 美穂 | 岡 山 | 6.41 |
4513 | 河野 真也 | 福 岡 | 6.32 |
4686 | 丸野 一樹 | 滋 賀 | 6.25 |
4535 | 北山 康介 | 東 京 | 6.25 |
4812 | 西野 雄貴 | 徳 島 | 6.24 |
4757 | 山田 祐也 | 徳 島 | 6.20 |
4885 | 大山 千広 | 福 岡 | 6.08 |
4610 | 佐藤 大佑 | 東 京 | 6.08 |
4643 | 近江 翔吾 | 香 川 | 6.04 |
4713 | 白神 優 | 岡 山 | 6.04 |
4483 | 北野 輝季 | 愛 知 | 6.04 |
4796 | 春園 功太 | 三 重 | 6.01 |
4737 | 竹井 貴史 | 福 岡 | 6.01 |
4828 | 松山 将吾 | 滋 賀 | 6.00 |
4578 | 藤山 雅弘 | 大 阪 | 5.99 |
4851 | 関 浩哉 | 群 馬 | 5.97 |
4583 | 古田 祐貴 | 香 川 | 5.96 |
4551 | 三川 昂暁 | 福 岡 | 5.94 |
4739 | 中村 晃朋 | 香 川 | 5.93 |
4736 | 高倉 和士 | 福 岡 | 5.93 |
4580 | 長谷川 雅和 | 岡 山 | 5.93 |
4688 | 永井 彪也 | 東 京 | 5.91 |
4685 | 島村 隆幸 | 徳 島 | 5.91 |
4850 | 野中 一平 | 愛 知 | 5.89 |
4802 | 中田 達也 | 福 岡 | 5.87 |
4678 | 水野 望美 | 愛 知 | 5.87 |
4559 | 西川 昌希 | 三 重 | 5.83 |
4825 | 倉持 莉々 | 東 京 | 5.81 |
4754 | 松尾 充 | 三 重 | 5.80 |
4711 | 前出 達吉 | 福 井 | 5.76 |
4514 | 上條 嘉嗣 | 大 阪 | 5.74 |
4633 | 森 智也 | 兵 庫 | 5.74 |
上記52選手がヤングダービーへと出場します。
2018年ヤングダービー開催詳細
開催地:ボートレース浜名湖(静岡県)
開催日程:2018年9月19日(水)~24日(月)
優勝賞金:1000万円
概要:最終日の9月24日・最終12Rにおいて優勝戦が行われますが全選手、この優勝戦に出場するために予選で争います。
最初の4日間はすべて予選となっていてそれぞれ割り振られた得点が付与されます。
この得点はドリーム戦のみ点数が異なるものの、その他のレースにおいては差がなくどの選手にも可能性があります。
5日目で準優勝戦が開催され、6日目で優勝戦となります。
ボートレース浜名湖情報
浜名湖の西岸に位置する浜名湖ボートレース場は全国でも有数の広さを誇る。
冬は追い風、夏は向かい風。
広大な競走水面でスピードが優先する。
まくり差しが入りやすく、筋舟券が成立しにくい。
・モーター → 減音
・水質 → 汽水
・干満差 → あり
・レコード → 1.44.3 原田 幸哉 2004/02/28
所在地 | 〒431-0398 静岡県湖西市新居町中之郷3727-7 |
---|---|
電話番号 | 053-594-7111 |
交通・ アクセス |
・JR東海道本線新居町駅北口前 ・東名浜松西インターより30分 ・東名三ヶ日インターより30分 |
WEB サイト |
http://www.boatrace-hamanako.jp/ |
ヤングダービー得点表
各レースにおいて出走した選手には順位に応じて得点が付与されていきます。
得点表 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着 | 5着 | 6着 | 失格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
予選 | 10 | 8 | 6 | 4 | 2 | 1 | 0 |
ドリーム戦 | 12 | 10 | 9 | 7 | 6 | 5 | 0 |
・待機行動違反・不良航法-7点
・失格・自責転覆-5点
・他責失格0点
出走したレースの合計得点を出走数で割ることで得点率を算出し、得点順位を決めていきます。
得点率が高い選手18名が準優勝戦へと進むことができるというわけです。
出場選手は52名なので準優勝戦に進める確率は34.6%となります。
準優勝戦は計3レース開催され、それぞれの上位2着までに入った選手、合計6名が優勝戦へと進むことになります。
ヤングダービー過去優勝選手
今回で第5回目の開催となるヤングダービー。
過去優勝選手の一覧をチェックしていきます。
年 | 開催地 | タイトル | 優勝選手 | 年齢 | 決まり手 |
---|---|---|---|---|---|
2014年 | 戸田 | 第1回ヤングダービー | 桐生順平 | 27 | 恵まれ |
2015年 | 尼崎 | 第2回ヤングダービー | 松田祐季 | 29 | 逃げ |
2016年 | 常滑 | 第3回ヤングダービー | 松田大志郎 | 28 | 逃げ |
2017年 | 蒲郡 | 第4回ヤングダービー | 中田竜太 | 29 | 逃げ |
2015年には松田祐季選手が、2016年には松田大志郎選手が優勝していますがこの二人は兄弟でもなければ血縁関係もありません。
松田祐季選手が1986年生まれで福井支部の98期生であることに対して松田大志郎選手は1987年生まれ・福岡支部の104期生となるため繋がりはほとんどないでしょう。
サイン競艇(が好きな人は松という字が名前に入っている選手が気になると思うのでこちらに名前を挙げておきます。
松尾 拓(三重支部)
松山 将吾(滋賀支部)
村松 修二(広島支部)
しかし競艇においてはサインはほとんどありませんのでサイン理論は通用しないので過度な期待はやめておいた方がいいでしょう。
27歳から29歳の選手が優勝する傾向にありますが出場する選手のほとんどがこの年齢に当てはまるので年齢だけで予想はできません。
ヤングダービーを予想して当てるには
開催されるボートレース浜名湖では1階1マーク側にある売店の名物・串カツを食べると当たりやすくなるとか126の3連単ボックスを買い続けると万舟が当たるなどと言われていますが根拠も理屈もない予想ではどんどんマイナスが大きくなっていくことでしょう。
レースを予想する上で重要なのはモーターや水面を把握したり各選手の得意不得意を見抜くことです。
競艇では1号艇が有利というデータがありますが必ずしもそうではありません。
いかに多くのデータを持っているかで勝ち負けが決まると言っても過言ではないでしょう。
コメント
岡山の長谷川くんは出場できるのでしょうか?西日本で雨の影響が懸念されます。みなさんが無事でありますように。