ボートレースの醍醐味といえば3連単ですが、実際に購入する舟券は人それぞれ。
最も当たりやすい舟券は「複勝」ですが、当たりやすい分、払戻金額も100円になることが多いです。
特に1号艇の複勝は階級差がない限りほとんどが1.0倍~1.2倍の払戻です。
2連単の舟券とは
2連勝単式が正式名称の2連単とはどういう舟券なのでしょうか?
2連単は競馬でいう馬単です。
1着と2着になる艇を着順通りに予想して当てる舟券です。
2連複という舟券の種類もありますが、こちらは1着と2着になる艇を順序を関係なく当てる舟券となります。
例えば1着に2号艇、2着に1号艇だった場合、2連単1-2を買っていた場合はハズレとなり、2連複で1-2を買っていた場合は当たりとなります。
その確率30分の1。当たりにくい舟券ですが、払戻は2連複よりも高くなるのは当然のことです。
2連単と2連複の当たる確率
当然のことながら、6艇あるうちの1着2着を当てる2連単よりも2連複の舟券の方が当たる確率は高くなっています。
舟券 | 通り | 的中率 |
2連単 | 30通り | 3.3% |
2連複 | 15通り | 6.6% |
2連複だと2倍当たりやすくなります。
2連単の場合、1-2・1-3・1-4・1-5…6-5と全通り購入する場合、各100円で3,000円の軍資金が必要になります。
全通りを買えば100%当たりますが払戻が3,000円を切った場合はトリガミ(払戻金額が軍資金を下回りマイナスになること)となります。
人気のある2連単舟券の払戻は2~4倍の払戻になることが多く、全通り買いをする時はここぞといった荒れるレースしかありません。
おおよそではありますが、3連単で万舟(100倍以上)の場合、2連単だとだいたい3連単の3分の1くらいの払戻金になることが多いです。
このことから3連単が万舟にならない限り、2連単全通りを買ってプラス収支になることはないでしょう。
過去最高2連単払戻金額
2016年5月24日に芦屋競艇場で開催された一般戦「熊本地震被災地支援競走MBP嘉麻オープン4周年記念」の出走表です。
1号艇にだけA1階級の福来剛選手がいます。
競艇はインが有利なことから当然、1号艇を主軸に誰もが舟券を購入します。
もっとも階級の低いB2の新開航選手は6号艇ですが他の選手は全員階級上でさらに先輩なので入賞はほぼ見込めません。
しかしこういう時に奇跡が起きるのです。
着 | 枠 | 選手 | タイム |
1 | 6 | 4932 新開 航 | 1’50″0 |
2 | 4 | 4641 磯村 匠 | 1’51″4 |
3 | 1 | 4095 福来 剛 | 1’52″5 |
4 | 3 | 3471 赤峰 和也 | 1’53″1 |
5 | 2 | 2935 幸本 誠 | |
6 | 5 | 4060 島田 一生 |
なんと結果は唯一のB2階級の新開選手が1着となりました。
2着には2番目に若い磯村選手。
大荒れもいいところです。3連単の払戻は¥226,310を記録しました。
しかしここで驚くべき真実が…
2連単の払戻は3連単を超える57万9,900円となりました。
3連単の金額よりも2連単の方が高くなるというかなりレアな払戻結果。
3連単は全部で120通りとなりますが91番人気の舟券が的中となりました。
対する2連単は30通り中、28番人気の舟券が当たりとなりました。
考えられる原因として、2連単舟券は1番人気の1号艇福来を軸とした舟券に人気が集中しすぎたのだと思われます。
2連単の舟券を買った人が多かったか、2連単にとてつもない金額を賭けた人がいなければこのような結果になりません。
非常に夢がある2連単舟券となりますが今後このような舟券が発生する確率は0に等しいと思われます。
これくらいの高額の払戻は狙って当てられるものではありません。
自分にとって都合がいいようにシュミレーションをして3連単全通りを毎回買って借金地獄に陥った人も存在しています。
夢は追いすぎず、現実を見て楽しい競艇ライフを送りましょう。
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