2020年、歴史をも揺るがす問題になりつつある新型コロナウイルス。
ボートーレース界においても前代未聞の全場、無観客レースが開催されることになりました。
実質的に舟券が購入できるのはインターネット投票と電話投票の2種のみとなり、売上も大幅に落ち込んでいます。
そんな中、ボートレース振興会が新型コロナウイルス対策に6億円もの巨額を寄付したことを発表しました。
競艇から6億円の多額を寄付 新型コロナウイルス関連先に
ボートレースファンの皆様へ
この度、ボートレース業界では、新型コロナウイルス対策における軽症者受け入れ施設の建設や医師、看護師、ボランティアの方々の活動資金として、日本財団を通じ6億円の寄付をさせていただくことを決定いたしました。
これもひとえにファンの皆様のご支援・ご愛顧の賜物と心から感謝いたしております。
本当にありがとうございました。我々ボートレース業界は、24のボートレース場へファンの皆様をお迎えできる日まで、関係者一同、力を合わせて頑張って参りますので、ファンの皆様も健康に留意してお過ごしくださいますよう、宜しくお願い申し上げます。
なお、ボートレースの年間売上は1兆円を超えています。
これと比べるとたった6億円か…と思うかもしれませんが、ボートレースの控除率は25%で売上すべてが利益というわけではありません。
寄付をしただけでもすごいと思います。
他の寄付額と比較
寄付先は国立国際医療研究センターや赤十字など、異なるものの日本国内での寄付の一部を公開していきます。
寄付元 | 寄付額 |
三菱電機 | 1億円 |
日本競走馬協会 | 1千万円 |
日本モーターボート選手会 | 1000万円 |
YOSHIKI | 1000万円 |
ボートレース振興会とは別に競艇選手たちからも別で1000万円が寄付されています。
JRAと日本競走馬協会が同じ組織かわかりませんが、もしも同一だとしたらJRAの寄付額が少なく感じてしまいますね。
今後、各企業からさらに寄付をされていくとになるでしょう。
ちなみに中国はWHO(世界保健機関)に32億円を寄付したことで話題になっていましたね。
また、同じく海外ではアメリカのトップシンガーのリアーナは5.5億円を寄付しています。
寄付額を探している中で最も多額の寄付をしていたのはGoogleでその金額は8億ドル(約863億円)でした。
巨額の寄付の理由は日本財団?
テレビCMでたまに流れる日本財団ですが名前を聞いたことがある人も多いと思います。
この日本財団の創設者はボートレースの創設者と同様の笹川良一となっています。
日本財団がどんな活動をしているのかというと競艇の収益金を元手に海洋船舶関連事業の支援や公益・福祉事業、国際協力事業を行っています。
具体的には災害した地域の復興や障害者支援、貧困な子供の対策などです。
地方にはB&Gプールなどがありますがこれもブルーシー・アンド・グリーンランド財団という笹川良一が創設っした日本財団系の団体です。
こうした活動を行っていることからボートレース界も今回、日本財団を伝って6億円を寄付したものと思われます。
長期戦が予想される新型コロナウイルスですが3密を避け、年末のSGは無観客レースが解除されて関係するすべての人が笑顔になれることを祈っています。
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