ボートレース初心者のためにもこの記事では度々耳にする【万舟券】について説明していきます。
言葉は聞いたことがあるけど意味が分からない・意味はわかるけど具体的にどれを万舟券と呼ぶのか分からないといった人はぜひこの記事を読んで新たな競艇用語と意味を覚えて頂ければと思います。
万舟券は競艇専門用語で高額配当の事を指す
用語:万舟券
読み:まんしゅうけん
マンシューやまんしゅうとも称されています。
ほとんどいないと思いますが「まんふねけん」や「まんふねけん」や「ばんしゅうけん」ではないので読み間違えないように注意しましょう。
競艇場やボートピアに行くと「万舟取った!」「もう少しで万舟だったのに…」とおじさまが会話してる事が多いですね。
万舟券という言葉は競馬の万馬券(まんばけん)よりも先だったことはご存知でしたか?
万舟券の定義
万舟券とはその名の通り「1万円を超える払戻」を指します。
条件は1点の最低購入金額100円が1万円の配当を超えた場合に使います。
○3連単・100円が12,000円の配当に
×単勝5,000円が10,000円に
1点でなければいけないため、万舟は主に3連単の舟券でしか発生しません。
例えば、競艇において単勝で100倍を超えることはまずないので単勝で万舟を獲ることは不可能ということになります。
万舟は1万倍ではない
万舟と聞くと「1万倍以上の配当」とも取れますが、ボートレース界において1万倍を超える配当は出たことがありませんし今後も一生出ることはないでしょう。
仮に100円が1万倍になると…
なんと100万円!競馬ならありえる払戻ですが競艇ではこんな夢の配当は見たことも聞いたこともありません。
上記の記事で歴代3連単高額配当を書いていますが2018年現在、¥682,760が最高配当です。100円が6827.6倍になった伝説のレースです。
万舟券が発生する確率
実際に万舟を獲ったことがある人もいれば夢を追いかけている最中の人もいると思います。
万舟券はいくら予想が上手でも発生するかしないかはレース次第です。
それでは万舟券が発生する確率はどれくらいなのでしょうか?
それが”18.9%”だということが判明しました。
各競艇場では1日に12レース開催されていますが平均すると2レースで万舟が発生することになります。
2018年現在、3連単の平均配当は7,341円となっていますが意外にも万舟に近いと思いませんでしたか?
3連単の全通りは全部で120通りあります。
全通り | 1着 | 2着 | 3着 |
---|---|---|---|
1号艇 | ○ | ○ | ○ |
2号艇 | ○ | ○ | ○ |
3号艇 | ○ | ○ | ○ |
4号艇 | ○ | ○ | ○ |
5号艇 | ○ | ○ | ○ |
6号艇 | ○ | ○ | ○ |
人気は1番人気~120番人気までがあることになりますが3連単の平均人気は18.1番人気でした。
この人気であれば20番人気内の3連単を買えば簡単に万舟が当たると思ってしまいがちですが実はここには落とし穴があったのです。
それが人気と配当の平均値は比例しないということです。
残念なことに3連単の配当に関しては1,000円台が最も多いです。人気でいうと一桁台の多くの人が買っている舟券です。
さらに3連単の配当は2回に1回の割合で3,000円を下回るというデータも出ています。
レース内容にもよりますが万舟は30番以降の人気でしかほぼ発生することはありません。
3連単の配当はガチガチであれば数百円なんていうこともザラにあります。
万舟は素人が狙って簡単に当たるものではない上に、負けが込んでくると取り返そうという気持ちが大きくなりすぎて余計にダメージを食らうことになるので注意しましょう。
万舟を当てるには
万舟券を当てるには普段から常に穴狙いの予想をしなければいけません。
1号艇ばかりを軸にしていては万舟は来る日も来る日も当たることはないでしょう。
穴ばかりを狙って舟券を買う穴派の人は何回も万舟を当てたことがあると思いますが的中率が低いはずです。
逆に堅い組み合わせばかり買っている人は的中率は高いものの高配当を得にくいですね。
万舟を当てるにはレースごとに穴を狙う・堅い予想を狙うで切り替えていくといいでしょう。
特にA1~B2のいろいろな階級選手が混ざったレースでは大穴が勝つことも多いのでこの辺を狙って万舟を当ててみてはいかがでしょうか?
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