ボートレース桐生、開設62周年を記念して行われた【赤城雷神杯】。
優勝を飾ったのは辻栄蔵選手でしたが実はこの優勝、辻栄蔵選手にとっても記念すべき優勝だったのです。
ついに全国制覇!辻栄蔵 24競艇場達成
群馬県は桐生競艇場で開催されていた1年に1度のビックイベント、周年記念競走の赤城雷神杯。
優勝したのは予選2位で通過し、優勝戦では1号艇からの出走となった辻栄蔵選手が逃げ切り勝ちとなりました。
辻栄蔵選手は久しぶりのG1制覇でしたが2017年9月に開催されたボートレース常滑(とこなめ)の周年記念競走「開設64周年記念競走G1トコタンキング決定戦」以来の優勝でした。
実は2018年赤城雷神杯の優勝と同時に全国24の競艇場すべてで優勝を遂げるという偉業を達成することとなったのです!
全場制覇達成はボートレース界では史上23人目となりました。
辻栄蔵選手は予選の時には「20年以上やっていて桐生でだけ優勝してないのに、それを記念で(優勝)ってのは虫がよすぎるでしょ」と語っていたのですがまさかの結果に本人が一番驚いたことでしょう。
しかも全場達成がG1というなんともにくい演出となりましたがG1で全場達成は1985年以来2人目というので驚きです。
それでは辻栄蔵選手にとって記念となった桐生周年記念赤城雷神杯の優勝戦の結果をご覧ください。
2018赤城雷神杯 優勝戦出走表
赤城雷神杯最終日、最終12Rに行われた優勝戦の出走表です。
地元群馬の選手は3号艇金子拓矢選手のみ。
準優勝戦では5号艇からの1着と地元の水面を把握しているだけのことはあります。
当サイトでも予想を公開していましたが1号艇辻栄蔵は絶対的、そして3号艇金子拓矢も好走するのではないかと予想していました。
4mの風速で行われた優勝戦の結果は…
桐生周年 赤城雷神杯優勝戦結果/配当
枠なり進入でスタートを切りましたが、好スタートを切ったのは6号艇飯島選手、続いて5号艇寺田選手。
1号艇辻栄蔵選手はコンマ18のスタートと他の選手よりも若干遅めでしたが後続選手をかわし逃げ切って1着。
着 | 枠 | 登番/選手 | タイム |
1 | 1 | 3719 辻 栄蔵 | 1’48″8 |
2 | 5 | 3942 寺田 祥 | 1’49″4 |
3 | 3 | 4305 金子 拓矢 | 1’52″0 |
4 | 2 | 3388 今垣 光太郎 | 1’53″1 |
5 | 4 | 3783 瓜生 正義 | 1’54″2 |
6 | 6 | 3679 飯島 昌弘 | 1’54″3 |
2着には寺田祥がまくり差して上位に入賞しました。
3着には地元金子拓矢が粘った上で今垣を交わしました。
配当は次のとおりです。
■配当
勝式 | 組番 | 払戻金 | 人気 |
3連単 | 1-5-3 | ¥2,980 | 12 |
3連複 | 1=3=5 | ¥1,090 | 6 |
2連単 | 1-5 | ¥760 | 4 |
2連複 | 1=5 | ¥560 | 4 |
拡連複 | 1=5 | ¥210 | 2 |
1=3 | ¥250 | 4 | |
3=5 | ¥620 | 11 | |
単勝 | 1 | ¥130 | |
複勝 | 1 | ¥120 | |
5 | ¥240 |
SG出場不可能の辻栄蔵選手
なんとも喜ばしい優勝を遂げた辻栄蔵選手ですが今年3月に浜名湖で開催されたSGクラシックにおいて選手責任の整備不良で即刻帰郷となってしまいました。
SGで即刻帰郷を受けてしまうと一定期間、SGへの出場ができなくなってしまうのです。
辻栄蔵選手のSG復活は早くても2019年10月22日から開催されるボートレースダービー(児島競艇場)となります。
優勝選手インタビューでは「走れるだけで幸運だと思ってます。1戦1戦やり切るだけ。」と前を向き続けるその姿勢にファンも喜んだことでしょう。
また、全場制覇については「24場制覇できて偉大な先輩に続けたのはよかった。これからも一生懸命やるだけです」と
偉大な先輩というのが今年の7月20日に24場を制覇した地元広島の先輩レーサー、北川幸典選手を指しています。
先輩を引き立てられる姿に実力も人間力も備わっている選手だと再認識しました。
コメント