全国の競艇場の売上を調査してみた
ギャンブル市場は容易に膨大であることが想像できます。
パチンコ業界では23兆円を超える巨大市場となっています。
この市場がどれくらい大きいのかというと…
他の市場と比較してみましょう。
清涼飲料水市場:約3.5兆円
ビール市場:約4兆円 タバコ市場:約4兆円 出版:約2兆円 |
2017年の日本の国家予算は97兆4547億円なのでいかにギャンブル市場が大きいのかが見て取れます。
競艇市場調査(2016年)
競艇の前に同じく公営ギャンブルである競馬市場を見てみましょう。
JRAが発表している売上は約2兆6000億円(2015年)です。全盛期には4兆円にも登っていましたがそれでもパチンコ業界に近づくこともできません。
競輪は6308億527万900円。
オートレースは678億4959万4800円。
地方競馬は4310億2738万3030円。
それでは公営ギャンブルである開催地別ボートレースの市場です。
会場 | 日数 | 売上金額 | 入場数(人) | 1日平均(人) | 平均購入 |
---|---|---|---|---|---|
桐生 | 194 | 89,681,720,000円 | 318,167 | 1,640 | 22,900円 |
戸田 | 186 | 45,902,244,800円 | 813,571 | 4,374 | 17,600円 |
江戸川 | 180 | 34,189,697,800円 | 345,307 | 1,918 | 21,400円 |
平和島 | 186 | 46,621,879,700円 | 437,893 | 2,354 | 23,200円 |
多摩川 | 180 | 35,849,326,000円 | 535,933 | 2,977 | 16,900円 |
浜名湖 | 200 | 34,606,591,000円 | 558,418 | 2,792 | 14,800円 |
蒲郡 | 192 | 87,769,879,100円 | 463,432 | 2,414 | 17,700円 |
常滑 | 205 | 30,244,087,700円 | 385,921 | 1,883 | 17,200円 |
津 | 192 | 31,715,044,200円 | 300,536 | 1,565 | 15,900円 |
三国 | 186 | 24,801,375,700円 | 201,849 | 1,085 | 19,300円 |
琵琶湖 | 186 | 34,741,196,600円 | 269,230 | 1,447 | 17,200円 |
住之江 | 186 | 93,186,271,800円 | 479,164 | 2,576 | 21,100円 |
尼崎 | 186 | 44,045,063,400円 | 537,199 | 2,888 | 12,900円 |
鳴門 | 186 | 35,567,550,000円 | 215,373 | 1,158 | 20,400円 |
丸亀 | 198 | 74,281,813,200円 | 344,107 | 1,738 | 10,200円 |
児島 | 192 | 32,257,649,800円 | 242,006 | 1,260 | 23,700円 |
宮島 | 198 | 31,828,980,900円 | 181,193 | 915 | 19,700円 |
徳山 | 192 | 38,218,015,000円 | 166,358 | 866 | 14,300円 |
下関 | 168 | 23,157,439,100円 | 137,136 | 816 | 15,000円 |
若松 | 192 | 73,070,443,800円 | 182,309 | 950 | 19,400円 |
芦屋 | 192 | 42,135,206,900円 | 255,483 | 1,331 | 16,000円 |
福岡 | 192 | 43,999,096,000円 | 613,216 | 3,194 | 17,400円 |
唐津 | 192 | 36,208,245,100円 | 127,631 | 665 | 15,900円 |
大村 | 198 | 47,072,247,000円 | 383,431 | 1,937 | 9,100円 |
総売上金額は各開催地での売上のほかに場外舟券売り場(テレボート)や電話投票、インターネット投票も含まれています。
1人平均の購入金額は実際に開催地に行った人が使用した平均金額です。
最も売上金額が高いのは大阪の住之江競艇場。続いて群馬の桐生競艇場でした。
住之江競艇場の売上が飛び抜けていいのはやはり年末に開催されるグランプリ(SG)があるからでしょう。グランプリだけで売上は150億円にも登ります。グランプリの選手の優勝賞金が競艇界最高金額の1億円という数字も小さく見えてしまいます。
競艇市場(全体)
開催総日数:4559日
売上金額:¥1,111,151,064,600(約1兆1111億円) 入場者数:8,494,863人 1日平均来場者数:1,863人 来場者平均購入:¥17,300 |
ボートレースは年間で1兆円を超える市場になっています。
最近になってテレビCMなどの広告費に力を注いだり、渡辺直美をイメージキャラクターに使用したりバラエティ番組でボートレースを取り上げるなどしているため、市場はさらに大きくなることに間違いありません。
競艇場に行く人は平均で17,300円を使っている
実際に開催地へ足を運び、エンジンの爆音や歓声、雰囲気を楽しみたい人も多くいますがこれらの人が会場で1日に使う金額の平均は17,300円でした。
競艇場といえば哀愁漂う場所で平日からダサい格好をしたおじさまが選手に罵声を浴びせているイメージですがその考えは古いです。
現在、全国で24ある競艇場は老朽化などにより大幅にリニューアルされカップルのデートだけではなく、子連れの遊びスポットにもなっているのです。
中には大金を突っ込む人も存在しています。
その結果、1人あたりの平均投資金額が17,300円と高額に登るわけですね。
単純計算をしても平均払戻金額は1万円にも届きませんね。
ほとんどの人が負けてしまうようにできている公営ギャンブル。少しでも当たる予想をしてプラス収支に持っていきたいものですね!
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