競艇選手になるにはボートレーサー養成所(やまと学校)を卒業することが絶対条件となっています。
日本で最初に1本化された本栖研修所
ボートレーサー養成所は1966年以前は全国各地の競艇会で行われていました。
しかし1966年、競艇養成機関の1本化を目的に山梨県南都留郡富士河口湖町に位置する本栖湖において「本栖研修所(もとすけんしゅうじょ)」が設立されました。
しかし設立されてから35年。本栖湖から撤退を余儀なくされました。
本栖湖から養成所が移動した理由
せっかく競艇養成所を本栖研修所に1本化したにも関わらず、本栖湖を離れなければいけない理由がありました。2001年。
特に冬の本栖湖の水位の変化が激しくなってしまい、養成課程に影響を与えるということから2001年3月に福岡県に移設し、「やまと競艇学校」という新しい名前で養成所がスタートしたわけです。
時代と共に競艇という呼び方からボートレースという呼び方に変更になり、「やまと学校」へとなりました。
そして2017年4月。やまと学校は「ボートレーサー養成所」へと呼び名が変更され、さらに養成訓練にかかる年間120万円の自己負担金が無償化される運びとなりました。
本栖湖ってどこ?
ところで、本栖湖ってどこでしょうか?
山梨県南都留郡という聞きなれない地名に位置するのですが、実はみなさん誰もが一度は目にしたことがあります。
こちらの画像をご覧ください。
そうです、1000円札に写った富士山のふもと。これが本栖湖なのです。
実際、この湖全体で養成をしていたわけではありませんがこれが描かれた頃はまだ研修所があった頃です。
競艇養成の訓練が行われていた湖が千円札で描かれるとはなんとも不思議ですね。
山梨県南巨摩郡身延町中ノ倉2927番地
1966年~2001年まで選手養成訓練が行なわれた。(24期~87期)
現在は施設設備を居ぬきで購入した、台湾の臨済宗寺院「仏光山本栖寺」がある。
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