史上最年長のボートレーサーは加藤峻二選手、73歳。(現在は引退しています)
高齢だからといって他のスポーツなどと比べて不利になる訳ではありません。
競艇では経験や勘が重要になってきます。
20代選手が活躍しづらい中、30~40代の選手が最も活躍しやすいことも納得できます。
ゆえに高齢の加藤選手の生涯獲得賞金は16億円にものぼります。
賞金王にもなればかなりの報酬を得られるため、競艇選手になりたいと思う人も跡を絶ちません。
◆競艇選手になるには29歳がラストチャンス?
競艇選手になるには視力はもちろんのこと、身長や体重などの厳しい基準をクリアする必要があります。
日本で唯一のボートレーサー養成学校の「やまと学校」がありますが、競艇選手になるにはこの学校を卒業する必要があります。
国家試験の資格検定試験は誰でも挑むことができますが養成学校での1年間の訓練を受けないと合格は難しいのが現状です。
このやまと学校の試験にも条件があるのですが、年齢については【15歳以上30歳未満】となっています。
すなわち、競艇選手になるのであれば29歳の時に受ける試験がラストチャンスとなります。
一度競艇選手になってしまえば加藤選手のように高齢になるまで出走することができますが、競艇選手になるには中学校を卒業する15歳から29歳になるまでの14年間しかチャンスはありません。
更に身長は175センチ以下、体重は男子で47~57キロの間で女子は42キロから50キロの間である必要があります。
他に視力は裸眼で0.8以上が必須なのですがメガネやコンタクトの着用は認められていません。
やまと学校に入校してからも携帯電話禁止はもちろんのこと、非常に厳しい条件が待ち受けています。
それでもやまと学校試験の倍率は40倍にもなり合格率は2.5%と、将来競艇選手になりたいという人が増えていることがわかりますね。
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