競艇ではなぜ6連単が存在しないのか

競艇の基礎・豆知識




競艇といえば3連単

競艇の醍醐味といえば3連単。

1号艇から6号艇までの合計6艇で開催される競艇ですが1着・2着・3着に入る艇を予想してピッタリ当たれば的中となります。

マンシュウといって100円の舟券が1万円以上の払い戻しになることを夢見て予想している人も多いはず。

過去最高払戻金は100円が¥682,760になったことは以前記事にもしました。

競艇における過去最高払戻金
高配当舟券はやはり三連単 もっとも的中確率が低い購入方式は競馬と同様、 1着から3着までを順番通りに当てる【三連単】となります。 三連単で当たる確率は全6艇で開催される競艇では120分の1。 三連単の全通りを100円ずつ...

3連単が当たる確率は120分の1。

例えば120人がひとり1点3連単の舟券を全員違う買い目で購入するとします。

合計売上は120人×100円で12,000円になります。失格がなければ、誰か1人が的中となりますが、売上から一定の手数料(開催費や競艇関係者の取り分)を除いた金額が払い戻しされる仕組みです。

3連単で人気がない買い目が当たれば高い払い戻しになり、万舟券が取れることになります。

逆を言えば人気の組み合わせを買うと当たっている人も多いため、払い戻しもその分少なくなります。

3連単が人気なのはやはり高い払い戻し金だからということが分かります。

競艇新ルール6連単はなぜ存在しないのか

競艇は競馬や競輪と違い、すべてのレースにおいて6艇固定で開催されます

3連単以上に高い払い戻しがあるとすればこの6艇の着順を当てる6連単でしょう。

しかし2017年現在、競艇に6連単は存在しません。6連単であれば100万円の払い戻しがあってもおかしくありません。この理由は一体なぜなのでしょうか?

主催者も買う側もリスクが大きすぎる

6連単の全通りは600通りですが、1艇がフライングをしたり欠場した場合、すべての舟券が返還対象となります。1艇でも欠けると不成立になってしまうのです。

主催者側がそんなリスクを負いたいはずがありませんね。

アナウンサーやカメラマンにも支障が

実況するアナウンサーはラジオで聞いている人向けなどに1から6号艇まで細かく説明しなければいけませんが、6艇すべてはかなり無理があります。

カメラワークに関しても先頭集団だけを追うのではなく、すべての艇が映るようにしなければいけないため、満足するカットが撮影できません。

 

また、予想する側も高いリスクになるので舟券を買う人が少なく、無名の選手ばかり出場しているレースだと結果として払い戻しが千円台になったりすることもありえそうですね。

 

 

新たな舟券が今後発売開始になるとは思いますが6連単は非現実のようです。

せめて5連単ならおもしろそうですね。