ボートレースは他のスポーツと異なり、選手との距離感が非常に近い競技です。
選手からサインをもらうハードルも低く、ファンが直接選手に花束やプレゼントを渡すこともできます。
この記事では競艇の選手へのプレゼントの渡し方やルールなどを書いていきます。
目次
競艇選手に花束やプレゼントを渡す方法
初めて競艇で勝たせてもらった選手・かわいい選手・同じ地元の選手・優しい選手、様々な理由でファンになっている人も多いと思いますが、ファンとして選手に気持ちを伝えやすいのもボートレースの良いところです。
逆に今までファンだったけど贈り物を渡したことがない人はこの記事を見て選手に一歩でも近づいてもらえたらと思います。
何を渡すのか、渡すタイミングはいつか、禁止されている事項など詳しく書いていくのでぜひプレゼント贈呈の参考にしてみてください。
花束やプレゼントを選手に贈呈する場所
まず、競艇の選手は全員が支部に所属しています。
びわこ競艇場を例に挙げさせてもらうと、びわこ競艇場は滋賀県に存在しており、滋賀支部所属の選手はびわこ競艇場に表れる回数も必然的に多くなります。
ここで注意なのが、滋賀支部所属の選手だからといってびわこ競艇場に花束やプレゼントを持っていっても選手の手元に行き渡る可能性は極めて低いです。
全国の競艇場において言えることですが、各支部に所属しているからといって地元の競艇場によく来るとは限りません。
重要なのは該当の選手がどこの競艇場に出場しているかです。
東京支部でも佐賀支部でも大阪支部でも、仮に愛知県の常滑競艇場で開催されているレースに出場している場合は常滑競艇場まで行って手渡しをするか、郵送で常滑競艇場か日本モーターボート競走会常滑支部に郵送するほかありません。
競艇場で手渡しする場合
開催されている競艇場において手渡しでプレゼントなどを渡す場合ですが、方法はいくつかあります。
・入待ち/出待ち
あらかじめ会場で待つ行為です。
入待ちは選手が時間ギリギリで来ない限り快く応じてくれるはずです。(協会からもファン対応に関しては指導が届いているはず)
ここで言葉を交わせるだけではなく、プレゼント贈呈に加えて写真撮影やサインなどがもらえることもあります。
出待ちや入待ちでは選手から近づいてきてくれることはまずないので勇気を出して選手のところまで駆け寄り、想いを伝えましょう!
・選手紹介式のインタビュー前後
開催初日の選手紹介時に警備員やトランシーバーを持っている人に選手にプレゼントを渡したい旨を伝えましょう。(花束受付時間を設けている場合もあります)
そうすると司会進行の人にそれが伝わり、受け渡す機会を与えてくれます。
また、受付票が必要な場合があるのでその時は”登録番号・選手名・贈呈者名”を記載します。
ドリーム戦が開催される場合はドリーム戦インタビューでも受け渡しができることが多いです。
一般戦(企業杯)は優出インタビューなどは行われないため、インタビューの有無については事前に各ボートレース場のHPで調べておくといいでしょう。
開会式や選手紹介の時にサインを求めたり写真撮影を求めるのはマナー違反どころか一人浮くだけでブーイングが起こる可能性もあるので絶対にしないように注意しましょう。
サインや写真撮影は出待ち・入待ちでしてもらいましょう。
※なお、選手紹介式はすべてのレースで行われるわけではありません。SG・G1といったビックレースをはじめとしてG2/G3のレースがほとんどとなります。
G2/G3のレースに関しても選手紹介式が行われるかどうかは各競艇場のHPで確認をしておきましょう。
選手紹介の動画があったのでこちらで確認をするとわかりやすいです。
各選手、花束やプレゼントを手に持っていることがわかりますね。
プレゼントを受け渡せなかったお客さんも白い服をきたアテンダントが選手に教えてあげてしっかりとプレゼントを渡していることがわかります。
郵送で贈る場合
直接現地に行くという方法はハードルが高いので郵送でプレゼントを送る人も多くいます。
該当の選手が出場していることを確認したら開催が始まる1~2日前に送り、レース初日に選手の手元に届くようにしておくといいでしょう。
開催終了間近に送ると運送会社の配送日数などの関係で選手の手元に届かないことがあります。
また、郵送する場合についてですが支部によっては選手に渡してくれるか微妙な支部もあるので事前に確認されることをおすすめします。
開催地(ボートレース〇〇)に送ればかなりの高確率で選手の手元に届けてくれることでしょう。
住所氏名を書く宛先には必ず「○○選手宛」とフルネームで選手の名前を入れなければ誰に送ったものかわからなくなるので注意しましょう。
差出人の名前の無記名は気味が悪い上にマナー違反です。
選手に気持ちを伝えるのが恥ずかしいという気持ちはわかりますが大好きな選手もレースに集中できなくなる可能性があるので必ずこちらの住所・氏名も記載しましょう。
プレゼントはどんなものがいい?
競艇選手に渡すプレゼントですが、手渡し・郵送共に「応援している気持ち」が伝われば選手も喜んでくれます。
無理な思いをしてまで高価なプレゼントをもらっても選手は申し訳ないと思うはずです。
かといって花束では持ち帰る可能性が少なく、枯れてしまうということもあるのでプレゼントは非常に悩みどころ。
独断と偏見になってしまいますが選手に渡すプレゼントを考えていきます。
花束
現地で渡すプレゼントの中で最も多いのが花束です。
特にG1などの大きなレースにおいては花束の数=ファンの多さということは周知の事実ですし、見た目も華やかなのでまず間違いありません。
もらう方も嬉しいはずです。
しかし、その一方で花束は枯れてしまうことや荷物になるので持ち帰りにくいという欠点があります。
大抵の選手は開催が終わって会場から出る際に花束を持っていないので開催地に飾ってもらったり処分しているのだと思います。
花束を渡す際には「お手荷物にもなると思うので花束はお手数ですが処理をお願いします♪」などの一言メッセージを添えていればファン100点でしょう。笑
現地で渡す場合の花の入手方法ですがデイレースにおいては近くの花屋が閉まっていることも多いです。
会場に特設された花屋か前日に購入しておくことをおすすめします。
電報・手紙
花束と一緒に渡すといいでしょう。
しかし手紙や電報といっても肝心なのは中身です。
返事を無理強いするような内容や、プライベートなことまで書かれていると場合によってはストーカー扱いされるかもしれません。
最初のうちは「いつも応援しています!頑張ってください!」くらいでいいと思います。
激励の言葉と個人的な恋愛感情が混乱しないようにご注意ください。
アルコール類
酒類は開催期間中は全選手、飲酒が禁止されています。
渡しても開催が終わるまでは職員に預ける規則になっています。
該当の選手がお酒が好きと知っていれば出待ちの時にキンキンに冷えたビールをプレゼントすれば喜んでくれるかもしれません。
しかし6本パックなどで渡しても荷物になるだけです。後輩や先輩と一緒に出る場合であればいいかもしれませんが一人でいる場合はお酒も1本までが限度だと思われます。
タオルや衣類
女子選手は好みのデザインやブランドもあるかもしれないので衣類などはおすすめできません。
事前にこれが欲しいと聞いていたものをプレゼントするのはいいかと思います。
衣類は荷物になってしまうので渡してもタオル程度でしょうか。
何の変哲もないものではなく、選手の登番などが入ったものであればさらに喜んでくれることでしょう。
サイズがあるTシャツやジャージなどは合わなかった時のことを考慮して控えるか、男子選手であれば事前にサイズを調べるなどした方が無難です。
ぬいぐるみ
選手や送り主の年齢や性別にもよるかもしれませんが、フィギアスケートと違って競艇でぬいぐるみを、しかもファンからもらっても喜ぶ選手は少ないかもしれません。
選手がSNSなどで特定のキャラクターやそのぬいぐるみが好きという発言があれば別です。
選手の立場になって考えてみれば、ぬいぐるみはいつか処分する日がきても非常に捨てにくいですし、自分のファンということでぬいぐるみを一度抱きしめてそうですし嬉しくはありません。言葉は悪いですが気味が悪いと思う人もいるはずなのでおすすめできません。
手作りのお菓子や料理
絶対といっていいほどNGなものです。
バレンタインやホワイトデーも含め、手作りに抵抗がない人はいないはずです。
特に開催期間中は体調管理を万全にしておかないといけません。
手作りの食べ物が原因で食中毒にでもなったら大変どころの騒ぎではありません。(そもそも選手も食べてくれないと思いますが)
手作りの飲み物も同様です。
何にしても手作りのものは口にしてはいけないという規則もあると思うので避けたほうがいいでしょう。
サプライズとしてのドッキリプレゼント
やってはいけないどころではありません。
火をつけると電気が流れるライターやおもちゃの蛇など、喜ぶ選手はいません。
他のファンと差をつけるためにサプライズで送る気持ちかもしれませんがレースに集中する選手にとって迷惑以外の何ももでもありません。
トラウマになり、ファンとの直接交流できる場面も減るかもしれません。
喜んでいるのはあなただけで周りや本人から相当な反感を買い、出禁にもなるので絶対しないように!
生鮮食品
「うちの地元で有名なマグロです!」といって渡されても苦笑いされてしまいます。
野菜などを含め生物は厳禁です。
多分ですが受け取ってはいけない規則などもあるかと思われます。
生菓子(ケーキ)、果物も同様にプレゼントでは禁止されているので注意しましょう。
薬・健康食品
良かれと思って渡す人もいるかもしれませんがこれもNGです。
逆転の発想で悪事をはたらく人もいるかもしれないので薬や健康食品はプレゼントに不向きです。
大きなもの
持ち運ぶのに邪魔になるため、大きなものをプレゼントするのはやめましょう。
逆にもらって嬉しいものであれば大きなものでもいいと思います。笑
高級車、マンション…など送る人もいないと思いますがこれらのものも協会で禁止されているかもしれないので思い切った行動はやめましょう。
プレゼントよりも差し入れがオススメ
プレゼント…と聞くとたいそうなものに思えますが、まずは差し入れ程度の気持ちでいいと思います。
そこで意外と使えるのがコンビニ。
コンビニエンスストアには競艇選手に差し入れするのにちょうどいい商品が揃っています。
・水/スポーツドリンク/お茶
・小分けされたお菓子(みんなに配れるため)
・ガム、飴
・ホッカイロ(冬季限定)
上記のものはどの選手にあげても喜ばれます。
何をあげるかではなく、応援している気持ちが少しでも伝わればそれで選手はまた頑張ろうという気持ちになってくれます!
ボートレース協会自体が「ファンあっての競艇」だということを選手に植え付けているので良識ある行動をすれば選手も快く応じてくれます。
やりすぎには充分ご注意ください。
ちなみにプレゼント関連ですが選手インタビューでは「プレゼントはいらないのでその分で舟券を買ってください!」という神対応をする選手がいたり、日高逸子選手は過去にファンレターに対してお礼を書いてくれるといった伝説もありました。
選手によってファン対応は”塩対応“と”神対応“に分かれる場合があるかもしれません。
特に新人選手においてはまだファンも数少ないので神対応してもらえる可能性が高いかも!?
※私も含めおじさんのスケベ心で若い新人女子選手に近づくと迷惑になるのでやめましょう。
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