2020年のボートレースメモリアルの優勝選手が決定しました。
この記事では優勝戦の詳細だけでなく、コロナ禍で気になる売上についても公開していきます。
下関競艇場:2020年SGボートレースメモリアル 結果
開催地 | ボートレース下関(山口県) |
日程 | 2020年8月25日(火)~8月30日(日) |
タイトル | SG第66回ボートレースメモリアル |
優勝賞金 | 3900万円 |
場コード | 19# |
概要 | 全6日間(予選4日間) |
タイトルにもあるように優勝選手は地元、山口支部の寺田祥ですが驚くのは売上の方かもしれません。
コロナで経済が回っておらず、各社の株価も暴落している中、ボートレースメモリアルの売上は上がったと思いますか?下がったと思いますか?
2020年ボートレースメモリアル売上
目標額は150億円だったのですが、結果は目標を約30億円も上回る179億5821万8000円でした。
なお、2019年(大村競艇場)の売上は131億9183万100円と前年比136%と驚きの結果でした。
ちなみにですがボートレースメモリアルで売上が170億円以上に乗ったのは14年前の2006年、桐生競艇場で開催された時以来でした。その際の売上は171億9850万1300円。
ボートレース界では今年、八百長で逮捕された選手が出たり、レース後の飲み会でコロナクラスターが発生したりと明るい話題がない中で売上だけは超がつくほど順調です。
原因は緊急事態宣言における競艇場及び場外の閉鎖、それに伴うネット投票利用者が大幅に増えたことです。
直前のSGであるオーシャンカップ(鳴門)の売上を見ても爆上がりしているので年末のグランプリにも期待がかかります。
オーシャンカップ売上
開催年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 |
開催地 | 鳴門 | 常滑 | 若松 |
目標 | 100億円 | 105億円 | 110億円 |
達成率 | 146.50% | 113.20% | 98.32% |
初日 | 20億9030万2000円 | 16億5210万8600円 | 15億3462万2600円 |
2日目 | 22億3445万4000円 | 14億8568万8800円 | 14億2120万7600円 |
3日目 | 23億9501万0900円 | 15億1514万6500円 | 13億7907万0000円 |
4日目 | 24億4759万4500円 | 16億9606万1000円 | 15億8967万4800円 |
5日目 | 25億8731万1000円 | 23億1508万1200円 | 20億5635万1800円 |
最終日 | 34億7501万4100円 | 32億2177万8600円 | 28億3445万7900円 |
合計 | 152億2968万6500円 | 118億8586万4700円 | 108億1538万4700円 |
優勝戦結果
優勝戦は予選1位で通過した寺田祥が1号艇からのスタートで2~6号艇も予選で6位までに入った選手で埋まりました。
今節スタートが絶好調の新田雄史が警戒されていたものの、SG5冠の菊地孝平、さらに1号艇寺田と同様、地元選手の白井英治とどの選手が勝ってもおかしくない状態となりました。
優勝戦メンバーで唯一SG勝利がない市橋卓士にも期待がかかりましたが…
スタートはスロー3艇が横並びの好スタートを切りましたが1Mで寺田が先頭をいくとそのまま逃げ切る形で優勝となりました。
注目だったのが2着と3着争いでした。2コースの新田雄史が差し遅れるとそこをついた菊地孝平。更にソコに差した市橋卓士でしたがバックでは並走でした。1周2Mを先に回った市橋に対して菊池が差しました。
激しい2着・3着争いでしたが結果は菊地が2着に滑り込み、3着には新田雄史が入りました。
着 | 枠 | 登番/選手 | タイム |
1 | 1 | 3942 寺田 祥 | 1’49″3 |
2 | 3 | 3960 菊地 孝平 | 1’51″0 |
3 | 2 | 4344 新田 雄史 | 1’52″4 |
4 | 4 | 4063 市橋 卓士 | 1’53″1 |
5 | 6 | 3854 吉川 元浩 | 1’54″0 |
6 | 5 | 3897 白井 英治 | 1’55″1 |
配当
優勝戦、3連単の1番人気は当然1-2-3の7.1倍でした。
勝式 | 組番 | 払戻金 | 人気 |
3連単 | 1-3-2 | ¥1,040 | 4 |
3連複 | 1=2=3 | ¥360 | 1 |
2連単 | 1-3 | ¥340 | 2 |
2連複 | 1=3 | ¥300 | 2 |
拡連複 | 1=3 | ¥160 | 2 |
1=2 | ¥140 | 1 | |
2=3 | ¥280 | 5 | |
単勝 | 1 | ¥120 | |
複勝 | 1 | ¥100 | |
3 | ¥130 |
単勝でも1.2倍とそこそこの配当がついたもののこれで大勝ちした人は多くはなかったことでしょう。
寺田祥プロフィール
登録番号 | 3942 |
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生年月日 | 1978/09/20 |
身長 | 166cm |
体重 | 54kg |
血液型 | O型 |
支部 | 山口 |
出身地 | 山口県 |
登録期 | 81期 |
級別 | A1級 |
寺田祥はスタート事故、すなわちフライングや出遅れを起こさないことをモットーとしていることもあり、フライングが他の選手と比べてもかなり少ないです。
2000年以降、スタート事故はわずか7回と数字で見ても少ないことがわかります。
これがどれくらい少ないのかというと、今年賞金ランキング1位だった峰竜太が2006年以降だけで11回のフライングと期間から見ても雲泥の差だということがわかります。
しかし、今回のメモリアルでは寺田祥の頭にはフライングの文字が浮かんだことでしょう。
というのも2016年に丸亀競艇場で開催されたボートレースメモリアルで15年ぶりのフライングを切ってしまったためです。
開催地は違えどメモリアルでのフライングということでプレッシャーを感じていたことは間違いありません。
今後もフライングの少ない選手として大いに活躍されることを願っています。
ボートレース下関(下関競艇場)概要
本州で最も西に位置する競艇場で工業団地の一角に存在する。
大潮の満潮時には条件を満たすと中心に海水が入り競走水面にはうねりが生じて捲りが決まりにくくなる。
・モーター → 減音
・水質 → 海水
・干満差 → あり
・レコード → 1.43.8 植木 通彦 2000/12/12
所在地 | 〒752-8511 山口県下関市長府松小田東町1-1 |
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電話番号 | 083-246-1161 |
交通・ アクセス | ・JR山陽本線長府駅正面 新幹線は、新下関駅・厚狭駅で乗換え ・下関または小月I.C.より、約15分 【片道交通サービス】 JR下関駅等より無料バス運行 ※JR(上限970円)、関門汽船、関門橋、関門国道トンネル ※8R締切まで(併売時は下関開催8R) |
WEB サイト | http://www.shimonoseki.gr.jp/ |
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