2020年4月13日、新型コロナウイルスは日本国内においてもまだまだ広まりをみせています。
芸能人やアナウンサー、スポーツ選手、役人なども新型コロナウイルスに感染し、収まる気配はありませんがこのたび、ボートレース振興会から緊急事態宣言に対する今後の対応が発表されました。
ついに全面休場…となることも予想されましたが結果は…
新型コロナウイルス対策に関する無観客レース 今後の継続が決定
2020年4月7日(火)に政府より緊急事態宣言が発令されました。
これらの地区に関して居酒屋は20時以降はアルコールの提供を自粛、カラオケ、パチンコなど数多くの施設は休業を要請されました。
国(国土交通省)が管轄しているボートレースは3月より無観客レース、及び本場・ボートピア(場外)の休場の措置がとられています。
ただしレースに関しては従来通り開催され、観客は電話投票かインターネット投票で舟券を購入するほか、手段がなくなりました。
そんな無観客レースが開催されているボートレース界において4月13日、今後の対応が発表されました。
新型コロナウイルス感染症については、国内においても拡大傾向にあり、4月7日に政府から発表された「緊急事態宣言」により、対象区域として東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、福岡県が指定されました。対象区域に所在する競走場開催施行者において、関係各所との調整が取れましたので、モーターボート競走は、当面の間、無観客開催を継続いたします。
モーターボート競走は、災害支援や子育て支援など地域を支える重要な役割を担っており、その収益は地方自治体のまちづくりや、先頃、新型コロナウイルス感染症対策における病床不足の解消策として、首都圏に計1万床の整備を打ち出した日本財団の活動資金として活用されており、無観客開催を継続することで、これらの活動に貢献してまいります。
場外発売場におきましては、引き続き臨時休業とさせていただき、競走場ならびに場外発売場での発売・払戻についても中止とさせていただきます。
モーターボート競走関係者の感染予防については、厚生労働省等関係機関から示された予防対策に基づき取り組んでまいります。
お客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。また、今後の対応につきましては、指定地域の変更等、事態の推移を踏まえ、引き続き検討し、決定次第お知らせいたします。
引用元:ボートレース振興会
変わらず無観客で全場、開催を行う旨が発表されました。
期間は決まっていませんが、上記のお知らせは緊急事態宣言が発令されての対応となります。
今後、変更される可能性は大いにあるので当サイトでもお知らせしていきます。
他の公営競技の開催状況
ボートレース以外の各公営競技の開催状況は次のとおりです。
2020年4月13日(月)時点
JRA(中央競馬) | 無観客開催 |
地方競馬 | 無観客開催 |
オートレース | 無観客開催 |
競輪 | 一部開催中止 |
無観客レース導入時、売上が3分の1以下に落ちてしまった競輪ですが、4月8日に元競輪選手で現在は報道関係者の井上茂徳さん(62歳)が新型コロナウイルスに感染していたことがわかりました。
元から公営競技の中では売上は大きくない競輪にとっては大打撃と言えるでしょう。
今後、ボートレーサーが新型コロナウイルスに感染した場合や関係者からコロナウイルスが見つかった場合は競輪のように一部開催中止になることも考えられます。
ちなみに選手はレース期間中(1節)は前検日からボートレース場入りするので実質7日間は関係者としか接触しません。
しかし、レース終了後は新幹線や飛行機などを使って移動するため、新型コロナウイルスに感染してもおかしくない状況となっています。
もはやボートレーサーから新型コロナウイルスが見つかるのも時間の問題のように思えます。
新型コロナウイルス後の各売上
まだ公式にボートレース全体の売上がどれだけ落ちているか詳細は発表されていませんが各方面から売上に関する記事が出ていたので紹介します。
2020年4月9日 朝刊<新型コロナ>中央競馬 開催続行 緊急事態下、競輪・競艇も
記事を要約すると地方競馬は無観客開催後、ネット売上で売上をキープしていました。
競輪は一部の競艇場のみで無観客開催、その他は中止。
ボートレースは各施工者の判断次第といったところ。(でしたが上記の通り、無観客レースが決定しました)
2020年04月11日15時00分売り上げ初の1000億円超 前年度比45%増 ネット投票増要因 大村ボート
大村競艇場に関する売上ですが2019年度の売上が前年比45%アップの1055億円だったという記事です。開設以来初の1000億円超えの記録を残しました。
2019年の売上は住之江競艇場についで2位の結果となり、先行き良好と思われた矢先での今回の新型コロナウイルス。
2月28日から無観客で開催されると売り上げて以下につながったと試算しました。
2020年03月11日公営競技「無観客」売り上げ大幅減
他の公営競技と比べると競艇の売上は健闘している模様。
競輪は前年比8割減、オートレースも売上が半減の中、ボートレースの下関・周年記念は去年と比べると2億円減とまずまずの結果だったようです。
早くコロナ渦が行き去ってくれることを願うばかりですね。
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