2020年2月25日、ボートレース振興会から公式に選手との接触を禁止するお知らせが発表されました。
目次
コロナウイルスの影響でボートレーサーとの接触が禁止に
連日報道が止まらない新型コロナウイルス。
世間では在宅勤務に切り替えたり、各種イベントが軒並み中止されるなど大きな問題として取り上げられています。
2020年2月25日、ボートレース振興会より以下のお知らせが発表されました。
ボートレース業界では、国内外における新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の拡大に伴い、2月26日から事態の終息に目途が立つまでの間、お客様とボートレーサーの接触を伴うイベント(オープニングセレモニー、表彰セレモニー、公開勝利者インタビュー等)の実施を全て見合わせることと致します。
急なご案内となりお客様には大変ご迷惑をおかけしますが、ボートレーサーの健康を維持し、公正で魅力あるボートレースの開催を継続するためのやむを得ない対応でございますので、何卒ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
また、イベント等の実施に係る最新状況につきましては、ボートレースオフィシャルウェブ及びボートレース場、ボートレースチケットショップのホームページにて逐次ご案内させていただきます。
なお、お客様による出場するレーサーの入り待ち及び出待ちについても、接触をご遠慮いただく対応となることをご了承いただきますよう重ねてお願い申し上げます。
http://boatrace.jp/owpc/pc/site/news/2020/02/9772/
中止・禁止される項目
選手との濃厚接触が禁止されたことはわかりますが具体的な禁止・中止項目を挙げていきます。
オープニングセレモニー
各節の初日、主にグレードの高いタイトルにおいて出場選手がステージに登場し、意気込みを語ったりインタビューに答えるイベント。
終了間際や登場の際に選手にプレゼントや花束を直接渡すことができる。
表彰セレモニー
G3以上の各タイトルで主に優勝した選手(SGなどでは3位までなど)を表彰する式。
一般観客や各種マスコミ向けに行われているセレモニー。
公開勝利者インタビュー
司会者が優勝選手にインタビューを行う形式のもの。
一般客を前に行う方式。
入待ち・出待ち
選手は開催前日にボートレース場に入ります。その際、入待ちとして選手と握手をしたり、プレゼントを渡す機会がありますがそれも事実上の禁止が通達されました。
出待ちにおいても入待ちと同様なので仮にプレゼントを持っていっても受け取ってくれないことでしょう。
※ボートレース振興会から選手に指導・指示が出されている可能性大
SGオールスターのファン投票時期
2020年5月26日~31日までに住之江競艇場で開催されるSGボートレースオールスターは人気投票によって出場選手が決定します。
投票期間中はオープニングセレモニーなどで各選手が投票欲しさにファンにアピールをする時期になるのですが選手との接触禁止は投票期限が過ぎたなんともちょうど良すぎるタイミングとなってしまいました。
コロナウイルス報道は2019年の大晦日にはじまり、1月後半には各種報道で注目されるようになりました。
報道や各社対応を見ていると選手との接触禁止はもう少し早いタイミングで実施してもよかったかもしれません。
インフルエンザとの比較
余談ですがインフルエンザに感染している人数と死者の数を知っていますか?
インフルエンザ:1000万人 死者1万人
新型コロナウイルス:850人 死者4人
※コロナは2020年2月25日現在
※インフルエンザは2019年度のデータ
コロナウイルスは広まったばかりとはいえ、インフルエンザの感染者数と死者数と比べると非常に少ないことに驚きますね。
この点を知らずにコロナ・コロナと騒いでいる人もいるようで、それに乗っかるかたちで連日テレビでコロナ報道が加熱しています。
もちろん、ボートレーサーや関係者、観客にコロナウイルスが感染してはいけませんが、選手との接触禁止を実施するようであれば思い切って観客0試合など徹底的に対策するのも手だったかもしれませんね!
いつまで濃厚接触禁止?自体収束はいつ?
ボートレース振興会では選手との接触は自体収束の目処がたつまでとしています。
治療薬が未だに無い中、収束する目処は立っていませんが安倍晋三首相は2月25日に「今がまさに感染の流行を早期に収束するために極めて重要な時期」と発言しています。
この時期は空気が乾燥し、ウイルスが最も活発しやすいのですが遅くとも湿度が上昇する4月前後には収束するのではないかと思われます。
SGボートレースクラシック(3月)までにはなんとか落ち着くことを願いましょう。
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