令和初のSGとなったボートレースオールスターですが開催地は2017年にもオールスターの舞台となったボートレース福岡でした。
優勝選手は今年の顔、すなわち賞金王となるかもしれません。
この記事では2019年ボートレースオールスターの優勝戦結果などをお伝えしていきます。
開催地 | ボートレース福岡(福岡県) |
日程 | 2019年5月21日(火)~5月26日(日) |
タイトル | SG第46回ボートレースオールスター |
優勝賞金 | 3500万円 |
場コード | 22# |
概要 | 全6日間(予選4日間) |
目次
第46回SGボートレースオールスター優勝 吉川元浩
2019年に入ってからSGはオールスターで2つ目となります。
開催 | タイトル | 優勝賞金 |
---|---|---|
3月 | ボートレース クラシック | 3900万円 |
5月 | ボートレース オールスター | 3900万円 |
6月 | グランドチャンピオン | 3300万円 |
7月 | オーシャンカップ | 3300万円 |
8月 | ボートレース メモリアル | 3900万円 |
10月 | ボートレース ダービー | 3900万円 |
11月 | チャレンジカップ | 3300万円 |
12月 | グランプリシリーズ戦 | 1600万円 |
12月 | ボートレースグランプリ | 1億円 |
前回は3月にボートレース戸田で行われたボートレースクラシックですがその際に優勝したのも吉川元浩で今回のオールスター優勝でSG2連続優勝という快挙を遂げました。
2年連続12回目の出場だったボートレースオールスターでしたが優勝は初でした。
優勝戦結果/配当
オールスター優勝戦は4号艇まで得点率通過順位のまま枠入りとなりました。
5号艇白井英治は予選6位、6号艇平本真之は予選14位で通過していました。
1号艇の単勝オッズは1.0倍になりがちですがさすがはファン投票で出場選手を決定するボートレースオールスター、1号艇吉川元浩の単勝オッズは1.3倍と人気が割れていました。
3連単1番人気の組み合わせは(1-2-3)で8.5倍、2番人気は(1-2-4)で8.7倍とオッズを見ると4号艇桐生順平が期待されていたことがわかります。
スタートは5対1の隊列で期待のかかった2号艇峰竜太が凹む形になりました。
1ターンマークでは3号艇茅原がまくるも2マークでは1号艇吉川が独走状態で激しい2着争いが行われました。
最終周では1-5-6-2-3-4の順でしたが最後のマークにおいて仕掛けたのが2号艇峰竜太。
さすがは去年の賞金王、スタートが悪くても舟券にはしっかりと絡んでくれました。
着 | 枠 | 登番/選手 | タイム |
1 | 1 | 3854/吉川元浩 | 1’48″2 |
2 | 5 | 3897/白井英治 | 1’50″1 |
3 | 2 | 4320/峰 竜太 | 1’51″1 |
4 | 6 | 4337/平本真之 | 1’52″0 |
5 | 3 | 4418/茅原悠紀 | 1’52″4 |
6 | 4 | 4444/桐生順平 | 1’54″5 |
単勝オッズ15.7倍、5番人気の5号艇白井英治が2着となりボートレースオールスター優勝戦は若干荒れる結果となりました。
払い戻し
勝式 | 組番 | 払戻金 | 人気 |
3連単 | 1-5-2 | ¥3,570 | 13 |
3連複 | 1=2=5 | ¥740 | 4 |
2連単 | 1-5 | ¥1,180 | 5 |
2連複 | 1=5 | ¥990 | 4 |
拡連複 | 1=5 | ¥310 | 6 |
1=2 | ¥130 | 1 | |
2=5 | ¥450 | 7 | |
単勝 | 1 | ¥130 | |
複勝 | 1 | ¥130 | |
5 | ¥430 |
SGの優勝戦で1号艇オッズが1.3倍は買いでしたね!
ここだけでしっかりと稼げた人も多かったのではないかと思います。
また、複勝舟券も1.0倍ではなく単勝オッズ同等についていましたがこちらは2着に5号艇が入った結果となり、1・2号艇が1着2着だった場合は1.1倍~1.2倍となっていました。
吉川元浩 優勝履歴
吉川元浩が優勝したタイトルの一覧です。
※一般戦は除きます
年 | 開催地 | G | タイトル | 枠 | 決まり手 |
---|---|---|---|---|---|
2000年 | 尼崎 | G1 | ダイヤモンドカップ競走 | 1号艇 | 逃げ |
2004年 | 若松 | G1 | 全日本覇者決定戦開設52周年記念競走 | 1号艇 | 抜き |
2005年 | 三国 | G1 | モーターボート大賞 | 1号艇 | 逃げ |
2007年 | びわこ | G2 | 第51回結核予防事業協賛秩父宮妃記念杯 | 1号艇 | 逃げ |
2007年 | 下関 | G1 | 競帝王決定戦開設53周年記念競走 | 2号艇 | まくり |
2007年 | 戸田 | G1 | 戸田グランプリ開設51周年記念 | 2号艇 | まくり |
2007年 | 福岡 | SG | 第22回賞金王決定戦競走-決定戦 | 1号艇 | 逃げ |
2008年 | 尼崎 | G1 | 第51回近畿地区選手権競走 | 1号艇 | 逃げ |
2008年 | 住之江 | G1 | 太閤賞競走開設51周年記念 | 2号艇 | まくり |
2008年 | 三国 | G1 | 周年記念競走 | 1号艇 | 逃げ |
2008年 | 住之江 | G1 | ダイヤモンドカップ競走 | 1号艇 | 逃げ |
2008年 | 唐津 | G3 | 第9回酒の聚楽太閤杯 | 1号艇 | 逃げ |
2009年 | 三国 | G1 | 第52回近畿地区選手権 | 6号艇 | まくり |
2009年 | 常滑 | G1 | 開設56周年記念競走マーメイドグランプリ | 1号艇 | 逃げ |
2009年 | 宮島 | G1 | 宮島チャンピオンカップ開設55周年記念競走 | 1号艇 | 逃げ |
2010年 | 宮島 | G1 | 宮島チャンピオンカップ開設56周年記念競走 | 1号艇 | 逃げ |
2012年 | 若松 | G1 | 全日本覇者決定戦開設60周年記念競走 | 5号艇 | 差し |
2014年 | 住之江 | G1 | 太閤賞競走開設57周年記念 | 1号艇 | 逃げ |
2015年 | 津 | G3 | 三交マキシーカップ | 3号艇 | まくり差し |
2016年 | 尼崎 | G1 | 第59回近畿地区選手権競走 | 1号艇 | 逃げ |
2017年 | 大村 | G3 | アサヒビールカップ | 1号艇 | 逃げ |
2018年 | 唐津 | G2 | 唐津モーターボート大賞 | 1号艇 | 逃げ |
2018年 | 福岡 | G1 | 福岡チャンピオンカップ開設65周年記念競走 | 5号艇 | まくり差し |
2018年 | 尼崎 | G1 | 尼崎センプルカップ(開設66周年記念) | 5号艇 | まくり差し |
2019年 | 戸田 | SG | 第54回ボートレースクラシック | 1号艇 | 逃げ |
2019年 | 福岡 | SG | 第46回ボートレースオールスター | 1号艇 | 逃げ |
ボートレースオールスターでSG3つ目の優勝となりました。
吉川元浩(よしかわもとひろ)プロフィール
ゲンコー(名前の元浩の違う読み方)という愛称でファンから親しまれている吉川元浩選手を調査しました。
登録番号 | 3854 |
---|---|
生年月日 | 1972/09/07 |
身長 | 164cm |
体重 | 51kg |
血液型 | O型 |
支部 | 兵庫 |
出身地 | 兵庫県 |
登録期 | 79期 |
級別 | A1級 |
兵庫県の工業高校を卒業後、建築会社で働いていましたが阪神大震災で被災し、同僚からボートレーサーをすすめられて競艇学校に通うことになります。
その後1996年11月17日に地元のボートレース尼崎でデビューを果たすと1999年に一般戦で初優勝を飾りました。
2007年には賞金王決定戦(グランプリ)に初出場し初優勝で賞金1億円を獲得しました。
2017年には全国24の競艇場全てで優勝を果たすという功績も残しています。
平成最後のSG(ボートレースクラシック)、そして令和初のSG(ボートレースオールスター)で優勝を遂げ、今後長きに渡ってその名が受け継がれていくことでしょう。
次走は2019年5月31日からボートレース桐生(群馬県)で開催されるG1周年記念競走となります。
このレースにおいても好成績を残すことが予想されるのでしっかり舟券で稼がせてもらいましょう。
2019年オールスター優勝選手インタビュー
表彰セレモニーでの吉川元浩選手のインタビューをまとめました。
赤字部分は司会者の質問となります。
やっぱり緊張しましたね。
(水面の方は?)うねりがすごく気になったんですけど、優勝戦は大丈夫でしたね、そこまで。
(逃げるのみっていうプレッシャーもあったのでは?)スタートは行く気だったんで、遅れるつもりはなかったんで。
右は見ないように、自分のスタートだけしようと思って行きました(コンマ07)。
しっかり回りました。回った瞬間に「イケる」と思いました。
(福岡は?)ねぇ。相性いいですね。
(歴史に残りますよ?)残りますか? ありがとうございます。
久しぶりに、クラシックもいいエンジン引いたんですけど、オールスターでこんなにいいエンジン引くとは思ってなかったんですけど、それをしっかりモノにできたというのが大きいですね。
(予選で4連勝して)このまま全部1着取ったろうかなという気持ちにはなったんですけど、ちょっとダメだったんですけど。
(得点トップ争いも熾烈でしたが)峰(竜太)君もすごい追い上げてきてたんでね。
4日目はちょっとムリかなと思ったんですけど、転がり込んできた形で、はい、大丈夫でしたね。
(リラックスして挑んだんですか?)今日はもうインが飛びまくってたんで、そこがちょっと心配に。
まず菊地(孝平)が「任しとけ」って言ってアカンかって。
井口(佳典)にいたってはコケてしまって。
瓜生(正義)さんは「地元やから任しとけ」って言ってダメやって。
やっぱ近畿の湯川(浩司)がそこの流れをビシッと。
(前半の流れを見てると嫌な気もしてましたか?)でも僕のエンジンはしっかり仕上がってたんで、そこは信じて行けました。
(沢山のファンが最後まで残ってくれてます)4分の3くらい峰のファンかなと思うんですけど(笑)
すごいスタンドは見えるんで、声援も聞こえますし、興奮して走れました。
(優勝したのでグランプリも見えてきたのでは)守るつもりは全くないんで、次のレースからも頑張りたいと思います。
本当にたくさんのご投票のおかげで出場することができました。
ありがとうございました。
ボートレースオールスター歴代優勝選手
開催年 | 開催地 | 優勝選手 | 決まり手 |
2008年 | 平和島 | 井口 佳典 | まくり差し |
2009年 | 福岡 | 瓜生 正義 | 差し |
2010年 | 浜名湖 | 岡崎 恭裕 | 抜き |
2011年 | 尼崎 | 池田 浩二 | 逃げ |
2012年 | 浜名湖 | 井口 佳典 | 逃げ |
2013年 | 福岡 | 新田 雄史 | 差し |
2014年 | 福岡 | 菊地 孝平 | 差し |
2015年 | 大村 | 山崎 智也 | 逃げ |
2016年 | 尼崎 | 平本 真之 | 逃げ |
2017年 | 福岡 | 石野 貴之 | 逃げ |
2018年 | 尼崎 | 中島 孝平 | 逃げ |
2019年 | 福岡 | 吉川 元浩 | 逃げ |
2019年優勝選手に吉川元浩を追加しました。
2019年ボートレースクラシック売上金額は約108億円
2019年のボートレースオールスターの売上目標は100億円に設定されていました。
果たして目標を越えることは出来たのでしょうか?
日程 | 売上 | 利用者 | 変還 |
初日 | 16億8445万3000円 | 181,595 | 0円 |
2日目 | 14億4306万9500円 | 168,292 | 0円 |
3日目 | 13億1984万6700円 | 161,738 | 5776万1400円 |
4日目 | 15億0730万7200円 | 166,749 | 0円 |
5日目 | 19億5942万3600円 | 212,278 | 0円 |
最終日 | 28億5818万9800円 | 287,214 | 0円 |
合計 | 107億7228万9800円 | 1,177,866 | 5776万1400円 |
2019年ボートレースオールスターの売上金額は107億7228万9800円で目標を大きく上回ることができました。
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