同着(どうちゃく)とはその字の通り同時にゴールすることを指します。
競艇でも度々目にする同着。
同着になった際に舟券が当たっていた場合、払戻金額は本来よりも少なくなるものの、的中舟券がその分多くなります。
競艇のゴールは艇が完全にゴールラインを抜け終えてからではなく、艇の先端がゴールラインに到達した瞬間がゴールとされています。
判定には審判員が着順を判断しますが人間の肉眼では判断には限界があります。
着順がわからない場合はどうするか?
現在は同時にゴールした場合は写真判定で着順を決めています。
その判定で使われるが【スリット写真】です。
写真判定と耳にすることがありますがこのスリット写真のことを指します。
このスリット写真はタイマーによって30秒間自動で撮影されるものです。
判断が難しい場合はこのスリット写真を使ってどちらが先にゴールしたかを見極めているのです。
スリット写真でも同時にゴールしていると判断した場合
この時に【同着】として判断されます。
例.
1着 1号艇
2着 3号艇
2着 4号艇
4着 6号艇
このように表示され、2着が同着となります。
この場合、2連単の当たり舟券は【1-3】【1-4】の二種類となります。
しかし今の時代、数百万画素数のカメラが存在しています。
同着処理をしているけど本当は1ミリの差で勝負がついていたというレースは存在しているはずです。
それにも関わらず超高性能カメラを導入しない理由を疑問に思います。
勝手な想像ですが
「たくさんの人に当たりを体感してもらって顧客(予想する側)を離さないようにしよう。」
という競艇運営側の思惑でもあるのではないかと勘ぐってしまいます。
1レース全体の売上の25%が競艇場の取り分になるので同着になったとしても競艇場の売上もほとんど変わらないのでなおさらそう思ってしまいますね。
ただ、同着判定になった場合、対象の舟券を買っている人なら誰もが「とにかく当たって欲しい」と思うはずなのでバランスは取れているのかもしれませんね。
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