2020年3つ目のSG【オーシャンカップ】は鳴門競艇場で開催されました。
このタイトルは海の日を記念して作られたもので競艇界最高峰のスペシャルグレード(SG)に位置づけられました。
波乱も多く見られた2020年のオーシャンカップでしたが優勝は峰竜太(佐賀支部)でした。
この記事ではオーシャンカップの全結果や優勝戦の詳細を公開していきます。
2020年オーシャンカップ 優勝選手は峰竜太
開催地 | ボートレース鳴門(徳島県) |
日程 | 2020年7月21日(日)~7月26日(金) |
第12R締切 | 16時40分 |
タイトル | 第25回SGオーシャンカップ |
優勝賞金 | 3300万円 |
場コード | 14# |
概要 | 全6日間(予選4日間) |
コロナウイルスの影響で無観客で開催されたオーシャンカップでしたが売上は落ちて当然と主催者も思っていたことでしょう。しかし結果はものすごいものとなりました。
2020年オーシャンカップ売上
オーシャンカップの約一ヶ月前に開催されたSG・グランドチャンピオンでは前年+40億円という記録を作りましたがそれに続きオーシャンカップの売上も右肩上がりとなったのでしょうか?
ナイター開催ではなかったため、グランドチャンピオンほどはいかないにしても、最近の状況を見ていると売上は上昇して当然とも読めそうでした。
2020年の売上目標は100億円でしたが結果は…
開催年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 |
開催地 | 鳴門 | 常滑 | 若松 |
目標 | 100億円 | 105億円 | 110億円 |
達成率 | 146.50% | 113.20% | 98.32% |
初日 | 20億9030万2000円 | 16億5210万8600円 | 15億3462万2600円 |
2日目 | 22億3445万4000円 | 14億8568万8800円 | 14億2120万7600円 |
3日目 | 23億9501万0900円 | 15億1514万6500円 | 13億7907万0000円 |
4日目 | 24億4759万4500円 | 16億9606万1000円 | 15億8967万4800円 |
5日目 | 25億8731万1000円 | 23億1508万1200円 | 20億5635万1800円 |
最終日 | 34億7501万4100円 | 32億2177万8600円 | 28億3445万7900円 |
合計 | 152億2968万6500円 | 118億8586万4700円 | 108億1538万4700円 |
売上目標よりも50億円以上高い152億円という結果でした。
これには施行者である鳴門競艇場の市長・泉みちひこも驚いたことでしょう。
昨今のボートレースの売上傾向をしっかりと見れていれば100億円という売上は出てこないはずです。
次回のSGであるボートレースメモリアル(8月)も【売上目標は105億円】…などと見当違いの目標額に設定されることでしょう。
2020年オーシャンカップ全72レース結果
今年のオーシャンカップの全結果です。
レース数 | 72 |
万舟券 | 17 |
万舟発生率 | 23.61% |
最高配当 | 76690円(76人気) |
最低配当 | 680円(1番人気) |
平均配当 | 8,671円 |
平均人気 | 20番人気 |
万舟率発生率は全国平均値に収まったものの、出場選手はトップ級が揃うA1級のみと考えると万舟は多く発生したと思います。
その理由は級別が高くなるほどインの逃げが決まりやすくなるためです。
今節では信頼度の高いインの選手が大ゴケするということは目立たなかったものの最終日ではカドの1着が目立つ結果となっていました。
初日 | 1着 | 2着 | 3着 | 配当 | 人気 |
1R | 1 | 2 | 4 | ¥1,330 | 1 |
2R | 1 | 4 | 6 | ¥4,640 | 16 |
3R | 1 | 3 | 4 | ¥1,270 | 3 |
4R | 3 | 1 | 5 | ¥3,120 | 11 |
5R | 2 | 5 | 4 | ¥36,130 | 81 |
6R | 6 | 2 | 1 | ¥11,270 | 返 |
7R | 5 | 1 | 2 | ¥9,120 | 28 |
8R | 1 | 3 | 4 | ¥2,760 | 8 |
9R | 2 | 1 | 3 | ¥2,690 | 7 |
10R | 1 | 4 | 6 | ¥2,940 | 返 |
11R | 1 | 3 | 4 | ¥1,750 | 6 |
12R | 2 | 3 | 1 | ¥4,570 | 18 |
2日目 | 1着 | 2着 | 3着 | 配当 | 人気 |
1R | 2 | 1 | 3 | ¥11,480 | 40 |
2R | 5 | 4 | 3 | ¥31,000 | 81 |
3R | 1 | 4 | 2 | ¥3,000 | 11 |
4R | 1 | 3 | 2 | ¥2,810 | 8 |
5R | 3 | 5 | 1 | ¥9,090 | 48 |
6R | 1 | 3 | 6 | ¥1,190 | 1 |
7R | 1 | 2 | 4 | ¥1,220 | 1 |
8R | 1 | 2 | 3 | ¥1,470 | 4 |
9R | 1 | 3 | 6 | ¥2,600 | 11 |
10R | 1 | 4 | 5 | ¥8,720 | 29 |
11R | 4 | 2 | 6 | ¥41,150 | 83 |
12R | 1 | 4 | 6 | ¥2,760 | 11 |
3日目 | 1着 | 2着 | 3着 | 配当 | 人気 |
1R | 2 | 5 | 1 | ¥11,990 | 28 |
2R | 1 | 3 | 4 | ¥1,380 | 3 |
3R | 3 | 2 | 6 | ¥10,530 | 42 |
4R | 5 | 1 | 4 | ¥15,020 | 44 |
5R | 4 | 5 | 6 | ¥13,390 | 49 |
6R | 6 | 1 | 3 | ¥36,260 | 返 |
7R | 1 | 3 | 2 | ¥1,140 | 2 |
8R | 2 | 1 | 3 | ¥2,850 | 11 |
9R | 1 | 3 | 2 | ¥1,040 | 2 |
10R | 3 | 1 | 4 | ¥3,200 | 10 |
11R | 1 | 2 | 5 | ¥4,290 | 15 |
12R | 1 | 3 | 2 | ¥880 | 2 |
4日目 | 1着 | 2着 | 3着 | 配当 | 人気 |
1R | 1 | 3 | 4 | ¥1,160 | 1 |
2R | 2 | 1 | 6 | ¥2,270 | 7 |
3R | 2 | 3 | 1 | ¥15,240 | 34 |
4R | 1 | 4 | 3 | ¥1,610 | 2 |
5R | 1 | 6 | 3 | ¥15,620 | 49 |
6R | 1 | 4 | 5 | ¥1,250 | 2 |
7R | 1 | 2 | 5 | ¥6,420 | 21 |
8R | 1 | 4 | 6 | ¥4,510 | 17 |
9R | 1 | 3 | 2 | ¥2,440 | 7 |
10R | 1 | 4 | 5 | ¥1,420 | 5 |
11R | 1 | 2 | 5 | ¥680 | 1 |
12R | 1 | 3 | 4 | ¥950 | 1 |
5日目 | 1着 | 2着 | 3着 | 配当 | 人気 |
1R | 1 | 4 | 6 | ¥2,220 | 9 |
2R | 1 | 2 | 5 | ¥1,280 | 4 |
3R | 1 | 3 | 4 | ¥820 | 1 |
4R | 1 | 2 | 3 | ¥1,170 | 4 |
5R | 2 | 1 | 4 | ¥4,390 | 15 |
6R | 2 | 3 | 1 | ¥18,480 | 41 |
7R | 3 | 2 | 5 | ¥38,920 | 67 |
8R | 1 | 3 | 4 | ¥1,240 | 4 |
9R | 1 | 2 | 6 | ¥2,350 | 10 |
10R | 1 | 2 | 3 | ¥840 | 2 |
11R | 1 | 4 | 5 | ¥5,070 | 18 |
12R | 1 | 2 | 3 | ¥810 | 1 |
最終日 | 1着 | 2着 | 3着 | 配当 | 人気 |
1R | 1 | 6 | 5 | ¥6,320 | 20 |
2R | 4 | 5 | 2 | ¥36,780 | 52 |
3R | 1 | 2 | 6 | ¥3,370 | 15 |
4R | 1 | 2 | 4 | ¥970 | 1 |
5R | 1 | 3 | 2 | ¥2,660 | 8 |
6R | 1 | 4 | 5 | ¥930 | 2 |
7R | 1 | 3 | 5 | ¥810 | 1 |
8R | 3 | 6 | 1 | ¥76,690 | 76 |
9R | 1 | 3 | 4 | ¥970 | 1 |
10R | 1 | 3 | 5 | ¥930 | 返 |
11R | 4 | 6 | 2 | ¥53,290 | 88 |
12R | 4 | 3 | 1 | ¥9,350 | 27 |
優勝戦結果
優勝戦は予選1位で通貨した瓜生正義が1号艇からの出走となりました。
初日のドリーム戦では4着、2日目では5号艇から好スタートを切って1着。
唯一、予選最終日では6号艇からの出走でしたが4着と舟券に絡むことができませんでした。
SGとだけあって非常に豪華なメンバーが優勝戦に揃いました。
トップスタートを切ったのは3号艇茅原悠紀、続いて4号艇峰竜太がコンマ08と好スタートを切りました。カドが得意な峰竜太とだけあって、スタート直後から仕掛け、1号艇の瓜生正義を差してそのまま首位をキープして優勝をつかみ取りました。
着 | 枠 | 登番/選手 | タイム |
1 | 4 | 4320 峰 竜太 | 1’47″5 |
2 | 3 | 4418 茅原 悠紀 | 1’49″1 |
3 | 1 | 3783 瓜生 正義 | 1’51″1 |
4 | 2 | 4205 山口 剛 | 1’51″8 |
5 | 5 | 4148 枝尾 賢 | |
6 | 6 | 4512 高野 哲史 |
配当
勝式 | 組番 | 払戻金 | 人気 |
3連単 | 4-3-1 | ¥9,350 | 27 |
3連複 | 1=3=4 | ¥420 | 2 |
2連単 | 4-3 | ¥3,600 | 10 |
2連複 | 3=4 | ¥1,920 | 6 |
拡連複 | 3=4 | ¥350 | 6 |
1=4 | ¥140 | 2 | |
1=3 | ¥200 | 3 | |
単勝 | 4 | ¥400 | |
複勝 | 4 | ¥160 |
優勝戦で1号艇が3着ともなると、確実に万舟となりそうですがさすがは人気のある峰竜太。
ここを軸にして予想をしていた人も多かったようで3連単配当は1万円を切る結果となりました。
峰竜太 インタビュー
鳴門に関しては5コースまでは1着全然あり得ると思ったんで、枠に応じてベストな展開を考えていこうって思って、ずっと。
茅原君が最初へこんでくれないかなと思ったんですけど、へこむよりもああいう風にいってくれた時の方が、展開が向きそうだったんで、ホントに理想的な感じになりましたね。
なんか、自分が引っ張る前くらいにちょっと不穏な空気を感じてたんですけど、ほら引っ張ってきたって思ったんですけど。
それで僕が連れてけば逆に一番理想的な展開になるなと思ったんで、スタートだけはしっかり0台見えてたんで行きたいなとは思ってました(コンマ08)。
それより前も行けたと思うんですけど、そこはやっぱり優勝戦なんで、もうちょっとだけ保険かけていきました。
2番差しの形になってしまったんですけど、プロペラ調整してたときに2番差しでも届く出足を持ってこようと思ってきてたんで、勝負できましたね。
最後ペラ叩いてるときにペラがストップと言ってくれた気がしたんで、ハマった感じがしたんで、ここで行けってことかなと思ってそのまま行ったらすごくいい足してましたね。
プロペラに関してはずっと自分の格好で走ってるんで、プロペラが嫌がってることなんかも一瞬で分かりますし、このプロペラでいっててなおよかったなと思いましたね。
やっぱり緊張はするんで1着走ってたら、自分の失敗がないようにないように回ってました。
それは覚えてますね。
無観客なんで、世界中に届くガッツポーズをしたつもりです。
(自己最多の年間11Vだが)
自己最多ですね。
でも、自己最多はあくまで自分のことなんで記録を作るにはあと6回くらい優勝してなんなら20Vくらいして大幅に前人未到の記録を作りたいと思ってやってるんで。
今まで以上の勢いを自分にも感じるんで、このまま行きたいと思います。
1枠取れなかったことはすごい自分の中で悔いはあるんですけども、こうやって1枠じゃなくても優勝出来るっていうのはすごい今後の優勝戦の運び方でイメージが変わってきたんで、もっともっと優勝できると思います。
5億くらい今年は稼ぎたいなと思います。
今が一番ボートレース人生で楽しいんで、自分の向上心と冒険心で色々出来る限りのことをやってボートレース界を引っ張っていきたいと思います。
自分の勢いはこれで終わるつもりはないんで、これからあいつは止められないっていうくらいホントにやっていくつもりなんで、皆さんも無観客ですけど、僕そんなの気にしてないんで、世界中から応援してください。
今日はありがとうございました。
ボートレース鳴門(鳴門競艇場)概要
第1ターンマークの岸癖が狭くなっている(ホーム側が45m、バック側が80m)ため、まくりが決まりやすい。冬場は強い追い風が吹く。
イン小回りでは残せないコースになっている。
・モーター → 減音
・水質 → 海水
・干満差 → あり
・レコード → 1.42.8 原田 幸哉 2004/04/25
所在地 | 〒772-8510徳島県鳴門市撫養町大桑島字濘岩浜48 |
---|---|
電話番号 | 088-685-8111 |
交通・ アクセス | ・無料送迎バス運行 [本場開催日]JR鳴門駅・徳島駅西・山川・鴨島・東浦・陸の港・福良より運行 ・神戸淡路鳴門自動車道 鳴門北・鳴門インターより車で8分 高速鳴門バス停より徒歩3分 |
WEB サイト | http://www.n14.jp/ |
コメント